2017年骨髄移植について
骨髄移植をして退院する前に
看護師から注意事項がありました
「退院後も免疫は、通常の人より
低いので、くれぐれも
家の掃除とかしないように
してくださいね」
（分かってるけど…数ヶ月ぶり
色々片付けたい欲求が…
我慢我慢
）
3ヶ月ぶりに自宅に帰ると、
カーテンが全部、
新しいものに入替られて、
SHARPの空気清浄機も
あり、色々私を迎える
準備を家族がしてくれていました
（ありがたい
）
当時、勤めていた仕事は
今後、命もどうなるか分からない
状態だったので、
移植で入院する前に
退職することを決めてしまいました
当時は復職のことを
考えなくてよく、
自分のことだけに向き合えたので
正直、少し気持ちが楽でした
仕事もないので、家事は
少しずつやろうとはするのですが
食器を洗うのに立っては、
息が上がり…
洗濯干すのに、
息が上がり…
家のことをやる度に
休み休みです
何をするにも
体力や筋力が
ほぼ、なくなってしまった
私には毎日がリハビリでした
（筋肉がないため、すごく冷える）
ふとしたことも出来ない、
動けないことで、もどかしさを
感じることが多かったですが、
しょうがない…それが
今の私なんだ…と
急性骨髄性白血病に罹患してからの
長期の治療で
だいぶ諦めがついていました
ただ、自宅では、
無菌室や、病室では感じられなかった
窓からの風や、音、季節の香りは
それだけで幸せと思える体感でした
そんな当たり前のことを
恥ずかしながら…
生きてて
初めて知りました
退院後は始め、1週間毎に通院して、
免疫抑制剤
（体内の免疫.
移植後の拒絶反応を抑える薬）
を6ヶ月間飲み続けました
（造血幹細胞移植の場合は半年程）
ただ、免疫抑制剤は
カプセルの値段とは思えない程
の高額
です
本当に、治療をうけるのは
お金がかかります
1週間が3週間になり、1ヶ月と
大学病院に通院するまでの期間が
順調に長くなっていきましたが
…また、私の体…色々あるのです…
（骨髄移植.入院の経験15
ステロイド編に続く…）