2017年骨髄移植をする前に
移植可能の病院
へ転院となりました
私が今までいたところは、
地固め治療のみ可能な
準無菌室完備の総合病院でした。
個室が2つ
4つのベットが入った
準無菌室があり
そのままそこで骨髄移植を
することは
出来ない病院でした
これまでお世話になった先生方や
看護師さん、お掃除のおばちゃん
にお礼を言って、
市大病院へ転院です。
お掃除のおばちゃんは
共同のお風呂でその時に感染
するのが怖いことを伝えたら
「じゃあ、1番に入りなね
綺麗に掃除しておくから!」
と気を回してくれたり、
部屋にも掃除に来てくれるので
その都度、励ましてくれていました
でもとても古い病院でしたので
お風呂の年期が入った壁の
汚れが私的には気になって…
(カビ感染したくなくて)
マスクをとるのが怖く、
ギリギリまでマスクして、
頭洗う時だけ、息止めて洗って
(意味があったかは謎だけど)
すぐタオルで覆って
すぐマスクしてた記憶が
思い出されます
転院先の大学病院
移植前の事前検査で
本入院(骨髄移植)1週間前に
2泊3日で入院です
あらゆる検査をしました。
やっぱり骨髄穿刺(マルク)も
かかせません
その内、
口腔外科も…
口の中を見てもらい
レントゲンでも
「異常なし」
と言われたのですが、
私
「病気がわかる以前に1度左上唇部分が
腫れたことがあります、
すぐ腫れはなくなりましたが」
とつい伝えてしまいました
歯科医
「じゃあ、そこの犬歯抜きましょう」
私
「え?
でも今は異常ないんですよね?」
歯科医
「腫れたことがあるということは
何か異常みられたから。
移植の時は自分のもっている
常在菌でさえ悪い結果に
なってしまうことがある。
出来る限りそういった
要因は無くさないと」
私
「でも…でも…
健康な歯なので抜きたくない」
何度か訴えましたがダメでした。
なんで伝えてしまったんだろうと
(でも、おかげさまなのか
移植時は口の中の異変は特になかったです)
あの時伝えて抜歯したから良かったのか、
伝えなくても大丈夫だったのかは
分かりません…
今となってはタラレバですが、
ただ、ショックでした。
中には3本、4本抜かれてしまう方も
いるそうです
それにしても健康な犬歯を
抜くのは大変そうでした
ペンチみたいな物でゴリゴリ
苦戦していたようで
「これで抜けなかったら
切開します」
ゴリゴリ
ひぃ〜
ひとまず切開は、免れました
抜いた犬歯を渡されたとき、
歯ってこんなに長いんだなーと
歯茎の下に伸びてる部分が
思ったより長かったです。
出ている部分が1とすると、
歯茎の下部分が4ぐらい
ベットに戻った後、
麻酔が切れて激痛…
検査前でこんなことになるとは
思わなかった。
その日の夕ご飯が、
ミートパスタでした。
途中、主治医の先生もきたので
良く覚えてます。
「あーこんな時間にごめんね
食べながらでいいよ。
歯抜いちゃったんだって?」
「はい…すごく抜きたくなかった
ですけど!モグモグ」
口の状態に慣れてなかったので、
抜いて何もない犬歯のところから
パスタがニョロってはみ出ながら
食べました。
その後、退院後も含め
何日間は抜いたところが
腫れるし、痛い…
挙句、
笑うと歯抜け
(せめて見えないところだったら
良かったのに…)
歯も無くなり、髪も無くて、
どんだけ…
とりあえずショッキングな
出来事でした
現在は、犬歯部分は、
入れ歯でなんとか
(移植後1年程たって
ブリッジ、インプラント等
迷いましたが、毎日消毒できる
入れ歯にしました)
近くでみるとアレ?入れ歯?
ってなる
かもしれませんが
普段はマスクなのでへっちゃらです
骨髄移植.入院した経験⑦に続く…