【2016年ベストディスク】
1. Twilight Force 「Heroes Of Mighty Magic」
クサメタラーの皆さんとしては異論は無いはず。
スウェーデンのアドヴェンチャー・メタルバンド、トワイライト・フォースの2ndアルバムが今年の1位です。
1stアルバムの路線を更に自分たちの色を濃くしたものにしていき、「アドヴェンチャー・メタル」、「ファンタジー・メタル」としての地位を確立した1枚と言えるでしょう。
2. Freedom Call 「Master Of Light」
ジャケットはフリコ史上最悪ですが、アルバムの内容自体はフリコ史上最高の出来になりました。
同郷ドイツのPrimal Fearの「Metal Is Forever」を思わせるような「Metal Is For Everyone」。
「メタルは皆のもの」と1曲目から力強く宣言していることからも分かるように、「皆」で歌えるような分かりやすい、ジャーマンメタルらしい明るい曲がたくさん入っています。
「ジャーマンメタルとは何ぞや」という人にまず聞かせたいアルバムです。
3. Myrath 「Legacy」
このアルバムを携えてのLOUD PARKへの出演。
去年のSabatonほどではなかったようですが、チュニジアのアラビアンなサウンドは会場にいた人の話題を掻っ攫っていったようです。
「Myrath」は英語に直すと「Legacy」。
ジャスミン革命を乗り越えてリリースされたこのアルバムはセルフタイトルを名乗るに相応しい出来になっています。
4. Avantasia 「Ghostlights」
物語としては、前作「The Mystery Of Time」の続編、というか補完するような作品とトビアスが発言していたような記憶があります。
マイケル・キスクとロニー・アトキンスによるメロスピナンバー「Unchain The Light」は必聴。
5. Titanium 「Atomic Number 22」
アルバムタイトルであるアトミックナンバーとは「原子番号」のこと。
「原子番号22」は「Ti」。そうチタニウム。
なんとも検索に引っかかりにくいアルバムタイトルである。
Voが変わり、前作ほどのハチャメチャ感は無くなりましたが、おかげで曲としてのまとまりがよくなり安心して聴けるアルバムに仕上がりました。
6. Sabaton 「The Last Stand」
アルバムタイトル通り「英雄たちの最後」をテーマにしている作品。
「Shiroyama」では城山の戦い(西南戦争)での西郷隆盛の最期を描いています。
イギリス的な明るい疾走曲である「Blood Of Bannockburn」や銃の音をサンプリングしてドラムの音にしている「The Lost Battalion」など、最近はマンネリして似たような曲が多かったサバトンですが、このアルバムで少しはマンネリを脱することができたのではないでしょうか。
7. Civil War 「The Last Full Measure」
The Killer Angels、Gods & Generalsと続いてきた「アメリカ南北戦争三部作」も今作で完結。
前作ではニルス・パトリック・ヨハンソンの喉の調子があまり良さそうではありませんでしたが、このアルバムでは調子を取り戻しあの力強い歌声を聞くことができます。
中盤が若干退屈なのがマイナス。
8. Rhapsody Of Fire 「Into The Legend」
ファンがラプソディーに望んでいるサウンドを目指そうということで制作された、分裂後2枚目のアルバム。
Winter's RainやRealms Of Lightなど、前作路線の曲もありますが、Distant Sky、タイトル曲、Rage Of Darknessなど、Power Of The Dragonflameを髣髴とさせるような勢いがアルバム全体から感じられます。
ただ、なぜこの順位なのかというとアレックス・スタロポリのメロディーセンスがあまりよくないというかタイトル曲であるInto The LegendのAメロなんかデスボイスっぽくしようとして歌メロが中途半端になってるし、同じくValley Of ShadowsのAメロもとても「作曲家」が作ったメロディーには思えない。
Voのファビオ・リオーネ、Drのアレックス・ホルツヴァルトが脱退し再び大再編をしたラプソディーですがどうなることやら・・・。
脱退したファビオ、ホルツヴァルトに加え、Luca Turilli's Rhapsodyのルカ・トゥリッリ、ドミニク・ルアキン、パトリス・ゲールが合流し「Rhapsody Reunion」としてラプソディーのフェアウェルツアーを行うらしいのでこちらの動向にも注目。
9. Traumer 「Avalon」
日本ビクターのお客様相談センターに問い合わせたことがきっかけで日本でのデビューが決まったという逸話があるTraumer。
そうは言っても依怙贔屓してアルバムの評価にはつながりません、つなげません。
イントロ、Tempus Estラストの汽笛から泣きメロナンバーAvalonへのつなぎは哀愁漂いまくりで完璧な流れでした。
まだ全体的に技術不足感が否めないので、まずはそこから。そしたらメロディーの綺麗さがさらに引き立つと思います。
10. Dream Theater 「The Astonishing」
ドリムシで一番の問題作が登場。
ただでさえ2枚組というアルバムは名盤が登場しにくいというのに、トータル2時間超え、イマイチ盛り上がらない構成の曲ばかりでこれをどう評価しろと?
2016年前半がこれといったアルバムが出てこなかったので心配していたのですが、夏には大本命のトワフォの2ndがリリースされこれが大当たり。
冬には某B!誌では散々な評価だったフリコのアルバムがリリースされ、実はこれも大当たり。なにが「どこかで聞いたような曲ばっかり」だよ。フリコに何か恨みでもあるのか!?High Upみたいな曲初めて聴いたわ。
偶数年は外れの法則があったりなかったりするようですが、今年はなかなかのものでしょ。