トーキングドッグ -9ページ目

パキスタン、ユニコーン、東京。


AROOJ AFTAB『NIGHT REIGN』

サウジアラビア生まれ、パキスタン育ちの方で、音楽も中東ぽさ?南アジアぽさ?とにかくあまり聴いたことのない異国情緒感。何でも「異国情緒」笑。行ったことのない土地の空気や匂いまで感じられるような。基本はジャズなのかな?

第64回グラミー賞・最優秀グローバル・ミュージック・パフォーマンス賞を受賞しているそう。

自分はグラミー賞は全くチェックしていないし、現在進行形の洋楽もほとんど知らないのだが。去年青葉市子が笑Instagramのストーリーで、都心のバーでこのアルバムのアナログがかけられている動画を上げていて、知る。あまり聴いたことのない音楽、にはとりあえず興味を引かれる。食い付く。釣られる。



先々週の火曜日、水曜日にビルボード東京で初来日公演。

青葉さんはアルージさんと2021年?にどこかで共演して以来の友人だそうで。初日に客として会場に行ったら、全く打ち合わせもなくステージに上げられて、1曲セッションしたそう。

これじゃん。ジャズじゃん。

『BLUE GIANT』はもはや惰性で読んでいる感じもあるが笑、このシーンは結構好き。「ユニコーン」と呼ばれるトランペッター、カーメロ・キャノン。



二日目の水曜日は、きちんと打ち合わせしてセッションしたそう。まあ楽しそうなことを。


Natural high.

郷愁のCDシリーズ。
ヴァネッサ・パラディ『ビー・マイ・ベイビー』1992年。
素敵なジャケ写。

やはり若い頃、お金がないので、すごいハマりながらもCDは買わず、どこかから借りてきてカセットテープにダビング、ウォークマンやデカいラジカセで聴き倒していた。で、この間改めて購入。
ナイスオレンジ。

小悪魔、ガーリー、ちょっと舌足らずな英語歌唱、いそうでいない、そしてかっちょいいフレンチ・ロック(?)でもある。ある種の理想形。プロデューサー、レニー・クラヴィッツ。


『CHOICE』南波志帆

「be my baby」がカバーされているが、ハマりすぎていてひねりがないと思ってしまう笑。南波さんの歌声。まあこの曲のカバーはそういうコンセプトらしいけど。あえて直球。ライナーノーツで矢野博康氏と宇多丸氏がレニー・クラヴィッツを賞賛。



若い頃、 パトリス・ルコントの映画になぜかハマって。誰かの影響だと思うのだが。『髪結いの亭主』とか。ヴァネッサ・パラディはルコントの『橋の上の娘』という作品に出演。女優もやっちゃう。自分はたぶんそこで存在を知ったはず。ヴィジュアル・アイコン。

World is not enough.

さくさく書かないとな~。


昨日はこちらへ。

@入谷なってるハウス。

「即興とは何か」というのはずっと漠然とあって、牧野さんは「ライフワーク」と言っているし、どんな感じかな~と軽い気持ちで、密やかに赴いて聴いて帰ってこようと思っていたのだが、客がアレでそうもいかず。部外者は私だけで、もはや緊張する笑。

事前に「全くわからないかもしれない」とも思っていたが、もはや音が鳴っているだけで楽しめる。そもそも。私も重症である。ノイジーな轟音を浴びた後は、脳がすっきりしたような気分。宗教的儀式、護摩行の後とか、こんな感じではなかろうか。いや全く知らんけど笑。その場限りの何か、を体験→認識のわずかな変化。



お供の本は『ポロポロ』田中小実昌。「これは何なのだろう?」という要素がありつつ心地良い、のは今回の体験と似ているかもしれない、とはやや強引か。

戦時中の話だがいわゆる戦争文学という趣ではなく、主人公・語り部のナチュラルボーン・テキトーっぷりが静かに暴力的である。関心を持ったきっかけが保坂和志の激賞、と言えば、どんな感じか何となくわかるだろう。



世界に対する認識は揺さぶられて、少しずつ変わっていく。