梅は咲いたか~♪、桜はまだかいな~
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近くを歩いているだけで
そこかしこで息づく春を見つけられます。
季節が冬から春、
春から初夏へ変わる時、
私たち日本人は素敵な言葉を使います。
「うつろう(移ろう)」です。
「変化」という言葉は
ある一定の時間に、ぱっと1から2へ、
白から黒へ瞬間移動のごとく
切り替わる感じがします。
ところが「うつろう」は
時間の経過がゆっくりで、
無理なく自然に経過して
グラデーションで変化していく感覚でしょうか。
1から1.1へ
そして1.3へと、ゆるりと移っていく。
「三寒四温」や「寒の戻り」のように
行きつ戻りつしながら移行してゆく。
そして花びらや葉は
恒常的にそこにあるのではなく、
季節が変われば跡形もなく散っていきます。
そのはかない「様」が
私たちの郷愁を誘うのですね。
「うつろう」は自然の変化を
みごとに表した素敵な日本語です。
東京では梅の便りが届き始めています。
一年のうちで「春」は特別な季節
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寒い冬を越し、生命の息吹が目で、
肌で、風で感じられる。
さあ、うつろう季節に乗せられて
私たちも春へ向かう準備を始めましょう
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