RINの奇妙な恋愛 ~The strange tale of romance ~ -2ページ目

RINの奇妙な恋愛 ~The strange tale of romance ~

こンな髪形してますが、アラフォーのおっさんです。
このブログでは、過去に体験した奇妙な恋愛話を綴ってます。
一部不快な表現も含まれておりますので、予めご了承ください。

この記事は試験的に掲載しております。

最近はかなり表現に気を遣っていたので、記事の表示が制限されるコトが無かったのですが、本日またもや制限されました。

思い当たるワードは「ヴァ○○」と「S○X」なので、試験的にもう一度このワードを掲載してみました。

コレが削除されないようなら下の写真が原因かと思います。

ネックレス




読者の方にはご迷惑をおかけしておりますが、ご理解のほどよろしくお願いします。
『リンく~ん!おまたせぇ♡』

美紅ちゃんが改札口から小走りでこちらに向かってくる。
今日はもう6回目のデートで、季節は春、4月も半ばになっている。

美紅


『ごめんなさい。お店に行く途中でATMに寄ってもらってもイイ?
昨日は遅かったから、店長からの入金を確認できなかったの。』

「ああ、この駅を出たトコに、いくつか銀行があったと思うヨ。」

美紅ちゃんが貸し付けたお金は、少額ながら毎週末に店長から返済されることになった。
私の考えたシナリオは、 “もしもこのまま返済しない場合には裁判沙汰にする”と軽く脅しを入れたモノだったが、美紅ちゃんはどうやらちゃんと伝えられたようだった。

――ホントは返済が始まった時点で、私はお役御免だったンよなぁ・・・

まだほんの少ししか返済はされていないが、美紅ちゃんにとっては大きな前進だったと思う。
あれからは過食嘔吐を繰り返すコトも無くなったようで、前よりよく笑えるようになったと言ってくれた。
それから、美紅ちゃんはいつの間にか私に敬語を使っていないが、それも私にとって嬉しい変化だった。

『あ~!すくなぁ~!!!』

「どしたン?」

『毎週最低でも10万以上振り込むって言ってたのに、6万しか入ってない・・・』

「そらぁアタンなぁ・・・。
次にやったら裁判所を通じて強制執行するって釘を差しとこか。」

『うん!そうする。』

――コレが続くようなら、私も一緒に行ってねじ込むべきやナ・・・。

『どうしたの、怖い顔して?
さ、早くごはん食べに行きましょ♡』


ベッド




『さぁ、今日はどンなコトをして欲しいの♡』

「え、あ、お、お任せでお願いします」

『うふ。じゃぁ、どうしよっかなぁ♡』

ここは2人がいつも使っているラブホの一室。
ランチはいつも違うところを2人で考えるのだが、そのあとは決まってココを利用している。
美紅ちゃんは今まで責められる方だったが、私と出会ってからはどうやらSに目覚めたようだ。
それに、責める側に回るというのは仕事とは逆の立場になれるので、自分が風俗嬢であるコトを忘れられて新鮮な気持ちになるらしい。

『ねえ、いつもソレ着けてるケド、やっぱり着けないとダメ?』

「え?」

『そのゴム。やっぱりアタシが汚れてるからなの?』

「だ、だれが汚れてるって・・・。
美紅ちゃんの悪口を言うのは、たとえ美紅ちゃん本人でも許さへンで!」

『避妊なら大丈夫。アタシ、ピル飲んでるから。
あ、避妊のタメじゃなくって、ホルモンバランスが崩れてるから20代前半から飲んでるの。』

「あ、それならいいケド、ホントに大丈夫?」

『うん、大丈夫。
それから、汚れてないって言ってくれるのは嬉しいケド、風俗の仕事をしてるのは事実なのヨ。』

「そンなモン、俺かって風俗くらい行ったコトあるよ。
風俗嬢が汚れてるンなら、ソコに行った俺も汚れたコトになるからお互い様やン。
どンな仕事をして、どンな過去があろうと、俺はありのままの美紅ちゃんを愛してるから。」

『あ、ありがとう!』

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

Don't you know? あなたは
本当の自分を見てないの
Don't say no 私を
天使みたいに 見ているの

ねえ わかって ねえ わかってよ ねえ
私の翼はこんなに汚れてる

Stop your dream はやく目を覚まして
Stop your dream 瞳 そらさないで
ありのままを抱きしめて

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

シャワー



『ねえ、シャワーの温度、熱くない?』

「え?なに?」

ラブホのバスルームは無暗に広いので、音が反響して声が聞き取りづらい。
さっきから美紅ちゃんがいろいろ話しかけてくれるのだが、話の内容は半分くらいしか聞き取れていない。

『もう、ちゃんと聞いてよぉ!』

「い、いや、声が反響するのと、シャワーの音が邪魔で・・・」

プイっと顔を背けた美紅ちゃんは、急いでシャワーを止め、そして振り返った。
顔はかなり紅潮しているし、なにやら真剣な表情をしている。


『このまま仲良く過ごして、1年たったら、その時は結婚しよっ♡』


――な、なンと!

前回の告白といい、またもや美紅ちゃんに先を越されてしまった。
さてと、今度はどううまく切り返して、男としての威厳を守ろうか・・・・


つづく