きらめ樹 鴨川 | DownToEarth

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TO RIGHT, THE RIGHT w/Aloha Ke Aloha

宮下昌也さんのブログでも当日の様子がご覧いただけます。

「きらめ樹スパーク@アートガーデン・コヅカ」





うす曇りな土曜日


アートガーデンコヅカ 森の家のデッキで

きらめ樹レクチャーから


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デッキの向うは

昔 棚田だった森


5月の新緑の輝きが やや落ち着いた森。

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間伐をする場所はまむしや鹿がやってくる

たくさんの生きものがいる場所。


皮むきのデモンストレーションを1本。

その前にみんなで いのちの移しかえの祈り。

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最初の1本は 立ち枯れしかけていて

キレイには剥けなかった。


つるも捲いていたから

それで弱っていたかも。


森の中の1本のようでいて その中で息をすぼめている木を実感。


他の何本かも剥いた。

するすると剥けるものがあった。


この日は満月で木が(いきものが)一番水を蓄えているとき。

ゆるんでいる。


普通の間伐は 反対の新月に行うのだそう。

切ったあと乾燥させるから 水を含む量の少ない時に切るのだそうです。



1枚

木の皮の表も剥けて

樹皮だけになったものがあった。


宮下さんが何か思いついて

それを残しておくと くるくると巻いていらした。



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みんなで昼食


この辺りは 地元の産物が手に入る販売所がいくつか

おいしいご飯をジジさんがつくってくださいました。


野菜のお汁と

野菜のサラダと

長狭米に青菜を混ぜたご飯と

めんたいこのトッピング


そのあと

スイカとチャイも出てきた。

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結構 お昼休みをまったりした後

どの程度の数の木を間引くのか計算する「密度管理」の実習。

皮を剥かせてもらう木をシビアに選定する作業。



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皮を剥くこと自体は

見よう見真似で気持ちをこめたら できること。

その場所にあった皮むきの対象になる木を選定することは

一番大事な部分だと思います。


今回 そこを伝える事への執着が足りなかったと思います。

大いなる反省です。






この森と身体が繋がっている宮下さんが

一連の作業のあと

この森の植生、生態のお話をしてくださいました。


南房総で鴨川で

富士宮でしている皮むき間伐が適しているのかどうか

「実験だと思っている」という気持ちで

場所をシェアしてくださった・・感謝です。


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あじさい

鴨川のあじさいの原生を見にいこ

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催しの進行には数点の反省が残りました。





この度 地元の方の参加が多くてうれしかったです。

千葉県の方の参加が多くてうれしかったし

きらめ樹を自分の言葉で伝えるために遠方から参加してくださった方も。


そして地元で 里山保全を自分の手の届く範囲で実践している方に出会えました。

ある方は 身の回りにおこった自然の破壊を体験し、 

それは森を放置したからだと考え保全に取り組んでいるそうです。


房総には山砂採取と産廃処理場計画と いくつかの巨大風車建設の計画があります。




皮むき間伐は

イメージする以上の悦びが自分の中に湧いてきます。

参加した皆さん とても楽しんでいらしたように思います。


皮むき間伐は コストの掛からない 一般の人が参加できるプチ林業であり

ビーチクリーンのようなものかもしれない

と感じました。


そこから全体が見えてくるのです。



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森の蘇りが展開している皮むき間伐の前身である 鋸谷式(おがやしき)間伐の体験者の方が

参加してくださいました。

鴨川の地元の方でご自身も自分でできる範囲の木を切って間伐材の利用をなさっているそうです。

その方にいただいた今回参加しての感想を。

行為しか伝えられなかったこの日の 私の反省点そのままです。

私自身よく考えるのですが、林業は一本の木を
育てるにも何世代がかかりますので、伝承された経験や知識というのは
非常に大切なことだと思います。それが森に関することなら尚更です。
したがって、それを伝えるのも大切なことではないかと。