房総トークイベント その1 | DownToEarth

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TO RIGHT, THE RIGHT w/Aloha Ke Aloha

安房に戻る3人のお見送りで お3人の背中をみていたら

なんだか 先に進化してしまった方々のように感じました。


便利といわれるところで生活するより

人間力や想像力創造力が必要だと思うから。


それもあるけど、、、


10年ほど前に訪れたマウイ島がまだまだアメリカアメリカだったオアフより

オーガニック思考が進んでいて 人工物の割合が少ないのを見て

進んでいると感じた記憶に似ています。




5日に開催させていただいたトークイベント。


精神的にとてもゴージャスな宵になりました。

繋がりも とってもゴージャス。


何年か経っても 思い出したり 気が付いたりすることがあるような

宵になりました。


ゲストの方

お話聞きに来てくださった方、遠くは君津から。

お店の方。

告知にご協力いただいた方

有難うございました。


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◎真魚さんのスライドショー◎


昭和39年の和田浦の海岸。

現在と砂浜の広さがまるで違います。

砂浜は外房全般 少なくなっているようです。


これは千葉のどこの海岸に行っても昔を知っている人は言うことで

砂浜がどんどん侵食されていると。


変わらない方が不自然とも思いますが。

北海道と沖縄は その昔 くっついていたと言う話もありますし(S氏談)



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ここは 山砂採取の為に 既に削られてなくなってしまった浅間山(せんげんやま)跡。


人工的に手を加え 姿が変わった自然の姿。



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上の写真のアップ。




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これは房総を 俯瞰で見た画像で

白っぽいところは ゴルフ場。

ゴルフ場だらけなのも怖いけど 

それでも山砂採取をされているところの

あまりにも大規模なのが解ります。


この山砂は東京湾の埋め立てや

コンクリート建築に使われました。


『都市の文明は千葉の山からできた』。



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ある企業の山砂事業は テレビ番組に取り上げられ

その驚愕の山の姿をさらしたこともあるようです。


更なる問題は 山砂を都市へ運んだダンプは

今度は残土(建設残土)や廃棄物を持って戻ってきて

それを山砂が削った場所へ戻していたこと。


良質な山砂を持ち出し、有害な物質を持ち込まれ続けていた房総の大地。




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そんな房総の大地のある場所は かつて海であり

新聞記事は 山中でザトウクジラの骨が発掘されたことを報道しています。


緑にも覆われ

何十万年もの歳月を経て 形をなしていたものを

人間はいとも簡単に削りとってしまいました。




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これは 鋸山という採石地の写真。

こちらも真っ白。




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こういった山砂の採取は千葉県に限ったことでなく

これは秩父のセメントの為に削られた山の姿。



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これは愛知県。

100円ショップなどで販売されている 安価な陶器のために土を採取されている山が愛知には

あるのだそうです。


この画像の左の緑地帯は 「愛・地球博」という万博会場になっていたところだとか。。。

なんとも皮肉。



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場所はまた千葉県にもどり

こちらは鴨川の海岸の砂の話。


写真で見づらいですが 

下方の突堤はヨットの係留の為に作られたマリーナ。


ここに砂が溜まるようになってしまい、

このマリーナの北の海岸に砂が無くなってしまい、

最近サーフポイントがひとつ消滅。

また伝説的だった別のサーフポイントにも

波が入ってこなくなってしまったそうです。


更に悪いことに

河口の直ぐ脇につくってしまったために

水の流れをせき止め

川が増量したときに 上流で洪水が起こり

人が流され 亡くなってしまうという事故も

起きているそう。



人間が自然をいじると 必ず弊害が出てくる。

どんなに考えてしても。

それがもう 目に見えるようになってきてしまっている。



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これは九十九里の一宮のあたり。

ここも砂の流出を防ごうと

ヘッドランドと言われるものを建設したけど

効果は薄く

他の場所の砂が取られ・・・


同じことは海岸線が続く場所では いくつも事例があり

同じ千葉の銚子方面や

宮崎でも同じ話を聞きました。



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真魚さんからの問題提起は 

起きてしまっている山砂採取をどうこうということではなく


もう明らかに やりすぎてしまっていることが

一目瞭然だということ。

千葉の山や海の姿、

これはこれからをどう生きるかを考えるキッカケなのだと。


山砂採取については

実際 運搬の仕事で生活している人たちもいるわけで

賛成・反対の話ですむようなことではない。


ほんとにみんなが真剣に これからの文明をどうつくるか

話し合わないと

というお話だったのです。




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でね

面白いのは

房総の鬼泪山を挟んで

北の土地にサヌキと言うところがあり

南が安房なんだって。


サヌキとアワという言葉にはそれぞれ意味があり、

これまでは サヌキ的な文明が築かれてきたけれど

これからはアワ的な思想にシフトできるのかどうかって。


鬼泪山を挟んでちょうど

サヌキとアワが今 せめぎあってるって。




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そんなことで

アワ的な文明にシフトすることを望む真魚さんからのプレゼンテーションは

上の房総半島の航空写真を見ると解るように

関東圏で大地に緑が際立つ場所は

南房総と 伊豆半島のあたりにしかない。


これだけの森林を有する南房総なのだから 森の文明を創れるのではないか 音譜


南房総の森の神秘は 動画編の日記のページをご覧ください。






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真魚さんのお話には よくインディアンのことが出てくる。


『そろそろ僕らも「地球の取り扱い方」を学びなおしませんか?』


真魚さんがお友達と制作中の映像は


動画編の日記へ。。。





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真魚さん所有の土偶ちゃん。

カワイイ(笑)



つづく