ドイツの みどりの党ユースの青年がお話してくれる会。
青年の名はディマさん。
カタカナ?
政治システムのお話や あちらの脱原発運動の話。
質問したことに とても詳細に即答で自分の意見を述べられるのは
訓練・・・なのかねえ
ドイツ語って聞いていると ちょっと眠たくなるのは 気のせい?睡眠不足?(笑)
ドイツみどりの党は
600議席のうち 55議席
率にして8.5%という
マイノリティ
と表現していた。
12%くらいに議席を増やしたいって。
無所属が認められるのは地方自治体までで
どこかしらの党に所属しないといけないのだそう。
日本だと 国会議員に立候補する時点で
小選挙区で300万円
比例区で600万円の
「供託金」というものを官庁、総務省とかに支払うんだって。
(得票が少ないと全額没収)
これは 誰でもかれでも立候補する ということへの抑止力で
社会的な後ろ盾がある、という証明代わりなのだそう。
ドイツでは お金ではなく、1000筆の推薦人で立候補出来るんだって。
金満社会ですなあ、日本は。
日本の衆議院選の時期に 様子を見ていたのだそうだけど
街頭演説
タスキ掛け
ラッシュアワーの駅前演説
キャンペンガール
スピーカー
ビラ
自分の名前の連呼
握手
などが ディマさんの目には奇異だったようですよ。
みんながみんな同じようなやり方 という所も。
ドイツでは 自分の名前じゃなくて 「党の名前」 「党の政策」をスピーチやポスターで
アピールするんだって。
誰かが ドイツの原子力政策について質問した。
「日本では その様子が非常にクローズだけど ドイツはどお?」
ドイツも1970~80年代までは 同様に非常にクローズだったそう。
使用済み燃料の不法投棄 というスキャンダルからオープンにし始めたそう。
環境省が 原子力政策の担当官庁で
原子力発電のメリット・デメリットをリベラルに評価する文書を公にしているのだそうです。
そんなドイツでも 原子力発電再導入の気運が持ち上がっているそうで
近々 政治で決議がとられる予定。
「そんな場合は 国民投票はないんですか」と尋ねると
1949年に改訂された憲法でしないことになっているらしい。
当時の ファシズム政権下で、大衆への歩み寄りがない状況で制定されたものだそうです。
その原発再導入の気運を受け
つい先日ベルリンで5万人規模の反対デモが行われたそう。
5万人・・・(笑)
すごいね。
ゴアレーベン最終処分場の抗議にも
運送経路の妨害などをする
10万人規模のデモがあり
ディマさんも 参加して 「僕もタイホされた」
とサラリとのたまう。
どうやらタフさが違うみたい(笑)
「デモで政策が変わったことがあるのか?」
という質問には
「直接的にはなんとも言えないけど、デモは政治にではなく世論に訴えるものなので、
そういう意味では効果が大きい。世論を見て、各政党がマニフェストを作るから。」
ほかにも 話は4時間近くに及び、
思考回路
教育
鼻の高さ
判断基準
違いすぎる違いに
チャイラテも冷める。
ドイツみどりの党が 今一番プライオリティを置くテーマは何か という問いには
「何が一番というのは掲げないところが greensの革新的な面のひとつでもある。
貧困、戦争、エネルギー、労働、経済、環境 すべての問題は繋がっていることなので。」
だって。
参りました。
ディマさんは22歳である。
だから数字は当てにならない。
素晴らしい。
オチは 電磁波について。
ディマさん(党?)は 電磁波の影響については"実証のないファンタジー”と捉えてるそうです。
ドイツはドイツ。
国民性の違いがアリアリと解りました。
それは教育の違いだと 改めて知れました。
大衆の性質が違う限り 同じ目的地を辿る方法は変わってくるのかな。
政治は目の前の表面的な問題への解決方法で、
もっと根源からのクリーニングは
自分達 ひとりひとりの事だね。
それにしてもディマさん始め
新しい世界を創っている人の多くは 顔が半笑いである。
そして 良いバイブレーションを放っている。
といって 半笑いの人が 全員 そういう人でもないので。