【転載大歓迎】
六ヶ所再処理工場の耐震安全に関して、
「公共事業をチェックする議員の会」の
ヒアリングが開催されます。
六ヶ所再処理工場のバックチェックは、6月24日に原子力安全
保安院の審議が終了し、今後原子力安全委員会で審議されます。
しかし渡辺満久先生らの指摘している「六ヶ所断層」等の問題について
何も答えていません。ヒアリングには、渡辺先生、原子力安全保安院、
日本原燃が出席の予定で、「六ヶ所断層」に関して渡辺先生と日本原燃の直接的議論が行われる予定です。
緊急のご連絡になってしまいましたが、
たくさんの市民の参加を
お待ちしています。
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【六ヶ所再処理工場の耐震安全に関するヒアリング】
主催:公共事業をチェックする議員の会
日時:6月29日(月)午後3時~
場所:参議院議員会館 第6会議室
議題:六ヶ所再処理工場の耐震安全に関するヒアリング
出席:(予定)
保坂展人衆議院議員(公共事業をチェックする議員の会事務局長)
近藤正道参議院議員
渡辺満久教授(変動地形学・東洋大学)
原子力安全・保安院
日本原燃
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【参考資料】
「デーリー東北」(2009/06/25)
耐震性問題なし/六ケ所・再処理工場
新耐震指針に基づく六ケ所村の使用済み核燃料再処理工場の耐震安全性再評価
で、経済産業相の諮問機関・総合資源エネルギー調査会の小委員会は24日、安
全性は確保される—と結論付けた、日本原燃の調査結果を妥当とする内容の報告
書案を了承した。
報告書をめぐっては地震動、施設構造の審査に当たる小委員会のワーキンググ
ループ(WG)が、既に内容を大筋で了承済み。5月の合同WGで報告書を最終
決定する見込みだったが、「不確かさ」を考慮した活断層の評価手法について、
地震動をより大きく見積もって検討すべきだ—と一部委員から異論が出ていた。
同日の合同WGでは委員の指摘を踏まえ、従来よりも断層面の広がりを大きく
想定した場合の地震動の評価結果を、新たに報告書に盛り込んだ。これまで通り
施設への影響はない—との内容で、委員もこれを了承した。
合同WGの出した結論を受け、原子力安全・保安院は報告書の内容を原子力安
全委員会に説明する。
再評価をめぐっては、渡辺満久東洋大教授らの研究グループが、工場直下に活
断層が存在する可能性を指摘。施設周辺の活断層の評価が焦点となっていたが、
報告書では出戸西方断層や海岸部の大陸棚外縁断層の検討を通じて、事実上、研
究グループの主張を否定している。
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【参考資料】
「東奥日報」2009年6月24日(水)
「耐震性確保」報告了承/再処理
新耐震指針に基づく日本原燃六ケ所再処理工場の耐震安全性再評価について、
総合資源エネルギー調査会(経済産業相の諮問機関)小委員会の地質・地盤を扱
う合同ワーキンググループ(WG)が24日、経産省内で会合を開き、耐震性は確保
される-とした原子力安全・保安院の最終報告書案を了承した。
これで保安院による再処理工場の耐震性再評価に関する審議は終了。今後は国
の原子力安全委員会での審議を経て、評価が確定する。
原燃は2006年に改定された国の耐震指針に基づき、付近で起こり得る地震の施
設への影響を再検討。その結果、同工場北東の出戸西方断層や北西の横浜断層、
三陸沖北部を震源とする地震などが起きても、基準地震動(想定される地震によ
る最大の揺れの強さ)は下回る-と評価し、保安院も妥当とした。
保安院は前回WGで報告書を取りまとめる予定だったが、一部委員から出戸西方
断層の地震動を評価した際の一部解析について疑問が出たため、結論を持ち越し
ていた。
今回の報告書ではこの点について解析し直したが、施設の耐震性は確保される
-とあらためて結論付けた。これに対し、委員から異論は出なかった。
報告書では、再処理工場直下に活断層がある可能性を指摘した渡辺満久・東洋
大教授の論文を間接的に否定している。
再処理工場は耐震安全性に関して大きなハードルをクリアした形。しかし、ガ
ラス固化製造試験でトラブルが相次ぎ、昨年12月から試運転を中断しているほ
か、今年1月には高レベル放射性廃液漏れを起こしたため、本格操業のめどは
立っていない。