環境エネルギー政策研究所=isep というNGOがあります。
画像は その所長 飯田哲也さんの著書。
少し前に 太陽光発電設備の導入に助成金が出ることになったという制度新設に
よっしゃとおおかたが喜ばしく思っていたときに
飯田さんは なまぬるいと提言をなさっていました。
http://www.isep.or.jp/press/090227PVFITpress.pdf
私は以前 同研究所の大林ミカさんに 神田パタゴニアのストアイベントでお話を聞いていて
この制度導入の仕方、お茶濁してるなあ~って思っていたので、飯田さんの提言は気に止まりました。
お知り合いのお誘いで
このisepのインターンの方でデンマークのオルボー大学に留学している日本の学生の方が
帰国中に留学先で学んでいることを、
「まともな自然エネルギー政策研究の最前線」というタイトルでお話を聞かせてくれる
という場に参加させていただきました。
まあ~~~~わからない単語ばかり。
だけど 相当面白く 興味深かったです。
その方は デンマークのロラン島、ファルスター島というエネルギー自給率153%という地域と、
スウェーデンのマルメという造船業からエコへと主要産業を移行している地域をモデルに
「自然エネルギーの波及と社会の変容」ということをテーマに研究をしているんだそうな。
自然エネルギーの普及と その地域の人への影響・・・みたいな。
例えば・・・市民風車の立地で どういう社会関係が生まれているか、
市民風車が建っていることによるその地域の人々への精神的影響とか。
研究の対象は”人”なんですって。
他にもデンマークとスウェーデンでは 政策の確立に市民がどういうポジションを認められているか
とか
知らない言葉、人名だらけでしたが イメージは理解できた感じ。です。
話の半分以下の内容は、かな![]()
ちなみに その留学生の方が言うには
東京都の環境政策は最先端だと思うと評価なさってました。
ただし、温暖化対策であって、自然エネルギー推進対策ではないって。
飯田所長は「最先端な部分もある」という評価に言い換えていました。
でも確かに東京都のは やろうとしている内容は素晴らしいと思います。
東京都環境局のブックレット ダウンロードできます。
ただし地方にゴミを押し付けながら。
非人道的だったりしますが。
「核燃料サイクル」「原子力政策」という単語も 幾度と無く行きかいました。
ここで話されていることは 月曜に永田町で会った方々とは1世紀分くらい進化している内容でした。
その事態が異常だと 所長はおっしゃっていました。
話が続くうちに この英知も政策が変わらないと実用化しないよと思い、
お話してくれている留学生の方に質問してみました。
●デンマークには環境に掛る市民運動というのはありますか?
●日本の自然エネルギー政策は どうしたら変わると思いますか?
先の質問の答えは 市民運動になるべくもなくデンマークには選択肢があるということでした。
またヨーロッパ全体に グリーンピースなどの活動が日常的に盛んであると。
次の質問には 政策を変えるのは自分達isepの活動だと。
東京都のように地方自治体レベルから 政策転換を図るところが増えていけば、国の政策にも
影響はあるだろうと。それを実践していくグリーンイノベーターに自分はなりたいって。
それ アルだろうな~って。思いました。
きっと日本に帰ってきてね☆
isepは a seedとのコラボで 国会議員さんを対象にした グリーン政策講習をしたり
今はイギリス大使館専任となられている大林ミカさんは
東京都の環境政策アドヴァイザーでいらしたり
道を開いていこうとしてくださっています。
他の機会に書きますが
日本に緑の党をつくろうとしている「みどりの未来」という集まりがあったり
このisepのユースとか
若い人が キラキラと着々としている姿に 遭遇すること盛んなこの頃なのでした。
