届いた荷物の中に
新聞紙面のコピー。
静岡新聞『浜岡原発の選択』
第1部 廃炉①
第2部 新設①
新設①の記事
6号機新設の住民説明会の中
「なぜ、また浜岡なのか」
という住民からの疑問。
■平成21年2月27日掲載文より■
畳の会場は緊張感に包まれた。あぐらを組んだ住民たちが中部電力社員の説明を受けながら、厳しい表情で前方のスライドや手元の資料に目を向けていた。2月10日、浜岡原子力発電所のおひざ元、御前崎市佐倉地区で開かれた初のリプレース(置き換え)計画の住民説明会。「質問をどうぞ」。司会の呼び掛けから一瞬の沈黙の後、住民の手が次々と上がった。(2009年2月27日静岡新聞朝刊)
「大規模な商用炉の廃炉は国内でも先駆け。正しい情報を出した上で進めてほしい」。1、2号機の廃炉について、一定の理解を示す声が大勢を占めた。
6号機新設への質問は対照的だった。「さらに炉心に近づく家が出るのではないか」「実際にどのあたりが建設地になるのか」―。疑問や不安。さまざまな思いが交錯した。
説明会の中盤、1人の男性が強い口調で「なぜ、また浜岡なのか」と、1号機から40年来続く一極集中への疑問を投げ掛けた。「中電の営業エリアでここだけが原発の適地とは思えない。ほかに造る努力はしたのか」と追及する。
「大量の冷却水や広大な土地が確保でき、地盤のいい場所は限られている」。中電の倉田千代治浜岡地域事務所長らは淡々と答え、「送電線などの既存インフラも活用できる。今回も(浜岡に)お願いしたい」と理解を求めた。
中電の電源設備に占める原子力の割合は15%で、国内全体の21%(いずれも2008年3月末現在)を下回っている。構成比率の早期引き上げを目指す中電の原発新規立地は行き詰まりを見せている。三重県芦(※)浜、関西、北陸両電力と共同で構想を描いた石川県珠洲(すず)―。浜岡以外で進めた原発計画はいずれも実現に至っていない。
1、2号機の廃炉と6号機新設をセットで進めるリプレース計画の登場は、原発立地を浜岡以外には頼れない中電の実情を、あらためて浮き彫りにした。
(後略)
静岡新聞『浜岡原発の選択』
http://blog.shizuokaonline.com/hamaoka/
新炉①全文
http://blog.shizuokaonline.com/hamaoka/2009/02/post_36.html
この連載の中には 昨日書いた芦浜が「ターゲット」から外されてはいない
という記事もありました。
記事と一緒に送ってもらったのは この冊子
「危険でも動かす原発」
原子力産業と核武装。
なんとなく避けていた イコール(=)の認識を
持たざるをえなくなっちゃった一冊でした。
200円。
「たんぽぽ舎」さんが販売しています。
バカ環でも販売します。
この頃 以前に聞いた話が
実感を帯びてくることがあります。
たとえば広島平和文化センター理事長のお話。
「核兵器を使われない雰囲気づくりが大切」
というお話。