辺野古のものがたり | DownToEarth

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TO RIGHT, THE RIGHT w/Aloha Ke Aloha

知人に教えてもらい

石川真生さんというカメラマンの

写真展を見た。


沖縄のかたで

沖縄を撮り続けている。




写真展は 石川さんが抱えた病を

自分をを被写体にして見せてる写真と

フィリピンの人の生と性を切りとったみたいな写真で

バリバリ音を立てて生きてる人間の写真でした。

おーそうですかー


と思って見てました。


受付に石川さんの著書がいくつか置いてあって

そこに 

沖縄の基地と人と暮らしを写し 書いたモノが数冊。




toriaez



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自分んとこの海に アメリカの基地がやってくる・・・


反対するひと

賛成するひと


なかまやともだちと分断されたり

和解したり

そのために運動から降りたり


アメリカの兵隊さんと 仲よくなったり


生活のすべてを運動に浸して 疲れている家族がいたり





2004年の9月から 政府は辺野古への移転を急ぎ

海上調査を強行した。

座り込みの舞台は海の中のやぐらに移る。



『5ヶ月続いた陸上の座り込みから、

攻防の主な舞台は海上へ移った。

         (略)

焼け付く夏から寒風吹きすさぶ冬へ、

そして水が温み、また夏が来て、

私たちはまるまる1年を海の上で過ごしたのだった。

         (略)

海の上はじっとしていられないほど寒かった。

作業員に暴力も振るわれた。

         (略)

焼け付くような陽射し、

容赦なく吹き付ける北風や雷雨・・・。

トイレも我慢して、とてもつらかった。



でも、それを帳消しにするくらいの素敵な体験もした。

晴れた日。

作業船が来ないとき、

やぐらの上から見る海は、

この世のどんな宝物もかなわないほど美しかった。


青と緑のあらゆるバリエーションを見せながら

千変万化する海の色。

海面にきらきらとこぼれ落ちる陽の光。

         (略)


周りを全部それらに囲まれて

ただぼーっと、無心に眺めている時間は、

私にとって至福のときだった。

         (略)

あんなことがなければ、あんな体験は一生、

することもなかっただろうなあ・・・。

私は今も、それを大切な宝物として、

心の中にしまっている。』


シマが揺れる

沖縄・海辺のムラの物語

高文研


文・浦島悦子

写真・石川真生

より





toriaez


石川真生 展 Mao Ishikawa < Laugh it off ! >
1月30日(金)ー2月28日(土)
火ー土曜 12:00 ~ 19:00
休館日 日曜 月曜 火曜 祝日

TOKIO OUT of PLACE
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