明日12月5日『みえない雲』上映会 @多摩市 | DownToEarth

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TO RIGHT, THE RIGHT w/Aloha Ke Aloha

「katsukoのブログ」 の筆者さま主催の上映会です。


主催者さんご自身のお話もとても勉強になると思います。

参加なさった方同士で

ゆっくりお話できる時間があるといいですね。


ドキドキ


ラブストーリーでもあり。


6月に小出裕章先生の講演会と一緒にに上映されたときは

会の催し後

”あのキスシーンは 唐突だ”とか”いや おかしくない”とか論議されたらしいです。

・・・そういう見方もあるらしい


カップルちゃん達 デートで観に行こう。

(主催様 趣旨がちがっちゃったら すいません)


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原発事故後ヒロインたちに起きたこと

リアリティ十分のドイツ映画「みえない雲」上映会


多摩市関戸公民館8F(ヴィータホール)


107分

13:20~  

15:30~  

18:30~



以下、映画のHPより


<解説>

そのサイレンが彼女の運命を瞬時に変えた

高校3年生のハンナは、幼い弟ウリーと口うるさい母親の3人で暮らすごく普通の女の子。ある日、転校生のエルマーから呼び出され人気のない教室へ行くと、ぎこちない会話の後に突然のキス。しかしそんな幸せな気分も束の間、突然けたたましいサイレンが鳴り響く。
美しい自然に囲まれた、のどかで小さな街を襲った突然の大惨事。近郊の原子力発電所が事故を起こしたのだ。街はパニックに陥る。「必ず迎えに行くから、家で待ってて」。ハンナは彼の言葉を信じてウリーと自宅で待つが、放射能を帯びた雲が迫ってくる。母親の行方も分からないまま仕方なくウリーを連れ外に出たハンナは、極限状況下で暴徒化した群衆に巻き込まれてしまう。次々と降りかかる予想も出来ない困難に、勇気を持って立ち向かうハンナ。果たして彼女は再びエルマーに会う事が出来るのだろうか?


発売時にセンセーションを巻き起こし数々の賞を受賞した

ベストセラー小説を完全映画化!

原作はチェルノブイリ原発事故直後の87年に発表され、大きなセンセーションを巻き起こして社会問題となり、ドイツ青少年文学賞をはじめ多数受賞したベストセラー小説を映画化したものだ。今年3月のドイツ公開と同時にその評判と衝撃が瞬く間に広がり、二人の切なく美しいラブストーリーにドイツ中が涙した感動作だ。
物語を動かすのは若い二人の愛である。愛が生まれた瞬間に事故が発生し、引き裂かれてしまう。そして愛の力によって再会し、愛の力によって命を救われたりもする。二人は様々な状況を乗り越えながらより深い愛を築いていく。未来は困難に満ち、場合によっては短いかもしれない。それでも未来に希望が見えるのは二人の愛のおかげだ。



極限状況下の切ない愛に涙し、明日への希望を抱きしめる。

本作はパニック映画にありがちな大惨事の迫力をエンタテインメントとして描いた作品ではない。極限状況下の群衆を緊迫感たっぷりに見せながらも、そこには青春映画特有の少女から大人への成長の軌跡や初めての恋に対する心の揺れなど、誰もが自分のこととして思い起こすことの出来る切ないドラマが繊細なタッチで表現されている。
そしてそこには責任とは何か、人々の連帯とは何か、生きる意義とは何かなど、人が生きていく上で最も大切なテーマが、原発への問題提起と共に浮かび上がってくる。観客はこれらの問題を、ハンナの視点を通して一緒に体験し考えることになる。映画は様々なドラマを描写するだけでなく、観客がよく考え、行動に移すことを促す作品なのだ。





<監督へのインタビュー記事から抜粋>


Q. このようなパニックをテーマにした映画は今までドイツにありませんでした。たとえば「みえない雲」はアメリカ映画の「デイ・アフター・トゥモロー」と、どういうところが違うのでしょうか?

アメリカのパニック映画の中心にあるのは災害や破滅そのものですが、この作品では人物を中心に据えています。描かれているのは彼らについてのストーリーで、破滅的な出来事そのものではありません。それが大きな違いです。私にとっては破壊の状況よりも主人公の運命のほうが重要です。


Q. それでも、この作品には政治的メッセージがこめられていますね。

もちろんです。原発事故について映画を作る以上、そのような目的があるのは当然です。「今、僕らがどういう状況にいるのかちょっと考えてみよう。原発はすぐそこにあるけれど、どんなに危険か知っているかい?」という問いかけをしたかったんです。ある年齢以上の人たちはみんな選挙権を持っていますから、間接的にでも危険と共に暮らしたいか否かの意見表明をする事はできます。私は「君たちはこう考えなければならない」と教条的に諭すのではなく、人々の政治的意識を高めたいと思っています。選挙に行けば誰でも「原発に賛成の政党」にも「原発に反対の政党」にもチェックマークをつける事ができるのですから。


Q. どのような人たちに見てほしいですか?

ちょうどハンナと同世代、あるいは少し下の若者たちです。初めて異性とつきあい始めるような世代。でも原発事故を社会的テーマとしてとらえ、また映画から政治的メッセージを受け取れるだけの成熟度も必要です。この映画は情熱的であると同時にハードな部分もあります。目をふさいでしまいたくなるようなシーンもあります。原作を読んだ方々にも、どのように映画化されたかという点をぜひ見て欲しいと思っています。