以前 こちらのブログの中で
「不都合な真実のアル・ゴアさんが 原子力には批判的な見解らしい」とした他の方のブログを
紹介したのですが、 そうではないバージョンの報道もあったので、一応ご報告。
どっちでもいいんですけど。
影響力のある人なので。
週間朝日 2008・8・15号に掲載されてました。
タイトル
『ゴア元副大統領と「原発利権」』
地球温暖化問題、CO2削減は原発推進の口実なのか・・・
ちょっと本文書き出しちゃいます。
「地球環境保護という誰にも批判できない絶対正義のウラで一部の企業と人たちが
莫大な利益を得ようとしている。地球温暖化防止がいつの間にか「原発推進」に
すり替わった。国際エネルギー機関の試算によると、CO2削減の目標達成のためには
年間32基もの原発新設が必要だという。この儲けはいったい誰が分け合うのか。」
記事の内容は・・・
先日の洞爺湖サミットで 「原発推進」を明確に打ち出されていたことがあまり知られていない。
これまで脱原発傾向であったイギリス、イタリア、ドイツも政策転換の様子が伺える。
この「原発推進」の傾向は アルゴア氏が「不都合な真実」でクローズアップさせた
「地球温暖化」が 利用されている。
そのゴア氏は 2000年には原子力反対と取れる書簡を残しているけれど
2007年、今年7月の講演などで容認の姿勢を明確にしている。
そのバックグラウンドとして
ゴア氏の周辺には原子力産業関連の人がいたり、会社があったり、
親戚がいたりという因果関係を取り上げ、
ゴア氏の設立した環境ファンド会社の出資していた先にGM社(原発メーカーでもある)がある
などを 挙げている。
そして 環境にいい事と かこつけて 莫大な利益を得る企業があるけれど、
原子力の問題点がおざなりにされている事を懸念している。
・・・という感じ。
個人的に感じたのは
どうも記事自体はこじつけにも受け取れるところがあって
直接 ゴアさんに聞いてみないと結局はわからないけど、
どちらでもいいかなあと思う。
それより 週間朝日自体が
反原発なのか、
反ゴア氏なのか
反お金儲け主義なのか
よくわからないけど
原子力について
「CO2を出さないからといって、原発はけっして「地球に優しい」エネルギーとは言えないだろう。
大量の放射性廃棄物による環境汚染の危険があり、処分場不足の問題もひき起こしている。
事故を起こせば被害は計り知れない。」
と正確な評価をする文章を掲載していることが ありがたい。
これの次の記事は「蔓延する局アナ不倫」。
多様性のある雑誌に 原子力の事が掲載されるのは いい感じ♪