画像は天才ギタリストのジェフ・ベック。

まさに、

自分の腕のように、

ギターを操りまくる。

スパーキーがかつてバンドを組んでリードギターをしていたので、

ジェフ・ベックやスティーヴィー・レイ・ヴォーンというギタリストのレジェンドへの敬意は深い!

今回は、

そんなギタリストをめぐるできごと。


カッちゃんが洋楽にハマり出したとき、

大学時代の先輩の望月が来て、

欧州のまだ見ぬ天才ギタリストのチョモロフスキーが期間限定来日(🤔)を果たすことになったから、

野外特別ライブに行こうと誘った。

カッちゃんは、

ジミー・ペイジやジミー・ヘンドリックスをYouTubeで見ていたので、

このまだ見ぬ天才ギタリストのチョモロフスキーに興味を覚えた。


数日後の野外特別ライブは、

夕方に、

小高い丘で行われることになった。


欧州のまだ見ぬ天才ギタリストのチョモロフスキーは、

荒れ野を響かせる者の音という異名を持つというが、

その存在を知ることがなかったカッちゃんは、

うれしさに胸が弾ける思いがした。


多くの観客に混じって、

カッちゃんも望月とともに、

期待度マックスにチョモロフスキーを待った。

2万円のチケット代は痛かったけど、

チョモロフスキーの天才ギタリストの響きを聞ければそれでよかった。


そんなカッちゃん達の前に現れたチョモロフスキーは、

長髪に鼻ピアスをした出で立ちで現れた。

そしてカタコトの日本語で、

幼少期にギターに憧れ、

初弾きしたことから、

ギタリストになる夢とそれを阻んだ両親との確執、

アメリカのミシシッピ州のクロスロードまで旅のことから、

練習に練習を重ねて今日に至ったことを延々と3時間あまりも喋った。

そしてギターを掲げ、

「荒れ野を響かせる者の音を聞け❗️」と叫び、

弦を「ピーン❗️」と一回鳴らした!

観客は大歓声を上げた!!

チョモロフスキーは満足そうに、

「今夜はありがとう❗️」と叫んで、

ステージを後にした。

会場のスピーカーから、

「今夜はありがとうございました。これにてチョモロフスキーのギターライブを終わらせていただきます」と放送された。


カッちゃんは呆気に取られた😦

そして心に、

「これだけ😦べらべらしゃべりまくって一回だけ弦鳴らして2万円😳あんまりやないの😦😦」と思い巡らした。

が、

他の観客達はもちろんのこと、

望月さえ、

「素晴らしい❗️まさに荒れ野を響かせる者の音やった❗️」と喜びまくった🤩

カッちゃんは再び心に思った。

「今度こそ終わりにしたい😡」、と。