かつてgooブログの2021年5月26日記事『太陽光の叫び』で、

散々、

悪女のケエナにコケにされたゲジゲジ顔の男デビル君。

年齢不詳のこの男は、

絵画に興味を覚え、

天才的画家になりたいと望みながら、

絵画コンクールに作品を送れば、

「キミは描かないほうがいい」という返答ばかりやった。

しかし、

画家になりたいと思い詰めたデビル君は、

とある噂を耳にした。

それは、

『お先真っ暗峠』という場にあって、

新月第一日の夜に、

時たま悪魔が現れるという。

この悪魔に魂を売る契約をすれば、

どんな願いでも叶えられるというものやった。

が、

必要とされない人間の前には悪魔は現れない。

やから、

悪魔と会える確率は、

絵画コンクールで連続最優秀賞をとる以上にむずかしい😞

しかし、

デビル君は、

自分の夢の実現の為に、

新月第一日の夜に『お先真っ暗峠』にやってきた。


まったくの闇の中、

デビル君は、

ユーレイ👻が出るんやないかと冷や冷やしながら、

早く悪魔が現れることを願った。

(魔界の生き物で相撲の格付けに例えるならユーレイ👻は幕下て悪魔👿は幕内にあたる。ユーレイより悪魔の方が恐ろしいはずやと思うけど🤔)

そんなデビル君の前に、

いつのまにか、

ある者が立っていた。



デビル君はコスプレ嬢かと思った。

すると相手は、

「わたしはコスプレ嬢やない!お前が会いたいと願ってるもんや。願いごとがあるのならハヨ魂を売る誓約書にサインしてさっさと帰りやがれ、ゲジゲジ野郎」

と、

罵り対応をした。

デビル君にとってはどう見てもコスプレ嬢やったが、

画家になりたい願いを告げた。

特に、

ラファエロ前派のような画家がいいとお願いした。


ラファエロ前派とは、

ありのままの自然を細部まで描き上げるスタイルで、

リアリズム(現実的)描写に抜きん出ていた。



上画像の絵こそミレーという画家が描いたラファエロ前派の絵画。

(高校時代の美術の時間にあって、どうしてもラファエロ前派がわからなかった俺に美術の先公は「ミレーの絵を見れー❗️」と叫んだことがあった。当人はキレててもしっかりと笑いを取れる要素があった)


デビル君が会いたいと願う者は、

「お前が望むラファエロ前派の力を与えよう。その代わりにお前の魂をいただき取り引き成立」と言うので、

デビル君は、

「では、良いの評価をお与えします」と返答した。

相手は、

「悪魔との契約とメルカリの契約を一緒にしてはならない」と言い、

デビル君が返答しようとしたら、

相手の存在そのものが消えていた。

デビル君は非常に不思議なこの体験に背筋が凍りつつも、

自身が悪魔の目に叶ったであろう自信を持った。

(このデビル君の体験は、新月の峠道で眠りこけた時の夢やと精神科医の港ツンコは結論づけている)


デビル君は『お先真っ暗峠』の体験後、

絵画的発想が次々と出た。

そして描きあげたが、



(画像はイメージです)



(画像はイメージです)


ナニか、

自然美の現実的再現を特徴とするラファエロ前派というよりは、

M1系吹き出し絵画という感が強かった。


絵画としてはある程度の評価を得ても、

ラファエロ前派の画質とは相容れない作品の数々に、

デビル君はキレて😠

誇大広告を訴えた。

そして、

悪魔との契約解消の為に、

消費者センターに行って相談したが、

せせら笑い対応を受けた。