現在、

高齢者過多の社会にあって、

バリアフリーの住居が求められる。

今回は、

そんなバリアフリーに縁遠い、

日本人とアメリカ人のハーフである老婦人、

マダムサンフランシスコの痛ましいできごとをカキコ。


その日、

マダムサンフランシスコは腹を壊していた。

今にもトイレで腰掛けたいという願望が宝石を得る欲望を凌駕しているときでもあった。

そんなマダムサンフランシスコの前に立ちはだかったのが、

この階段(俺の手撮り上画像)。


マダムサンフランシスコは腹を押さえて頑張って、

この階段を登り切ろうとした。

これを上れば、

すぐに自分の部屋がある。

どこからともなく、

レッド・ツェッペリンの『天国への階段』の音楽が流れていた。


マダムサンフランシスコは決意して、

最初の一歩を踏み出した途端に、

「パルルルル」という音とともに、

腰から下へと、

固形型液体をあふれさせた。


そして運悪いことに、

象さん顔の南の島のお友達パオパオが通りがかり、

この現場を目撃して、

「大変❗️マダムサンフランシスコが下痢してるよ❗️マダムサンフランシスコが下痢してるよ❗️」と叫びまくった!

多くの住民が集まってくると、

マダムサンフランシスコは毅然として、

「これは下痢ではありません。あたしがおフランスのブルゴーニュワインチーズカレーのルーをこぼしてしまったんです。パオパオがお掃除してくださると言われてますので喜んでいます。パオパオありがとう。あとはよろしくお願いいたします」と言い、

そのまま上がって部屋へと入った。


集まっていた人たちの中にいた乱心梅之助は、

心に、

「おフランスのブルゴーニュ地方で独自のカレールーが作られていたやろか🤔」と考え込み、

「これはカレールーではなく下痢やなかろうか🤔🤔」とも考えつつ、

帰って行った。

パオパオが、

下痢まみれの階段を雑巾掛けしながら、

「おフランスのブルゴーニュのおカレーは匂いはきついけどパオパオは食ってみたい」と独りごちた。


高齢化社会に与えられる恩恵のひとつはバリアフリーの地域を増やしもらうことにある。

この、

マダムサンフランシスコの一件から、

バリアフリーの大事さを学ばされた。