レフティの母サマーの死をめぐる書き込みから180日あたりが経過した。
レフティの父で俺とケイシロウのダチのスパーキーは、
沈み込みがちなレフティに、
ピエトロに行こうと誘い、
レフティは喜んでそれに応じた。
ピエトロで互いにカルボナーラを口にして、
ジョークを言い合うイケメン親子に、
女性客の目が向けられてしまう。
レフティがふざけ過ぎて、
鼻からパスタを吸い込もうとしたときは、
さすがにスパーキーは注意した。
と、
そこに酒の臭いをプンプンさせた千鳥足のオヤジが入って来て、
テーブルに着き、
「おい❗️ラーメンとチャーハン持って来い❗️」と店の奥へ叫んだ!
急いで店員がここはパスタ専門店であることを話すと、
オヤジはぶつくさ言いながら、
千鳥足で店から出て行った。
レフティは知った。
世の中の躍動と、
その躍動に乗って生きて行くことを。
喧騒に満ちた日常の感覚に生活することこそ、
肉体を持つ者の特権であることを。
