レフティの母サマーは、
幼なじみでリッチな友人手出しによる、
高級旅館への一泊旅行に誘われた。

とにかく高級感溢れまくる旅館の売りは、
絢爛豪華な温泉♨️やった。
ナニからナニまで一流尽くしに、
サマーは中流家庭の我が身を恥じた。

湯けむり上がる湯船にゆっくりと浸かっていたサマーのそばに、
お上品さ丸出しの婦人が来て、
優雅に頬に手を当てた。
と同時に、
大きな気泡が二つ同時に上がり、
凄まじい悪臭に、
サマーは倒れそうになった。
お上品さ丸出しのはずの婦人は、
「ほほほほほほほ」と軽く笑って、
他の場所に移った。
サマーは、
「湯けむりに隠れて屁をされたのね」と心に軽蔑した。

この温泉のオナラ気泡事件により、
悪臭で目を痛めたサマーは、
帰宅して、
しばらく眼科に通ったという。