
この話はガチに古い。
やって、
大泣きじじいから聞いたんやから。
1948年3月の紀州のド田舎(現在は、都市計画法のもと、存在してない)。
ある資産家のジジイが心臓発作を起こし、
蓮の咲いているところへと旅立った🙏
このジジイには、
たくさんの親類がいたので、
通夜前の御遺体側に集まり、
遺産相続前バトルを意識しながら、
それぞれの毒牙を磨いていた。
そこに、
遺言書を持った弁護士が来て、
開封することになった。
互いのキレた目ヂカラが交錯する中、
読まれた遺言の内容に、
親戚一同にガク(愕)😱が入ってしまった。
その内容とは、
古くからの言い伝えの通り、
お手拭きで手を拭いて、
箸🥢以外の何物も持つことなく、
遺体に醤油かけて、
骨🦴だけ残して綺麗に食ったもんが、
遺産相続出来るというもんやった。
煩悶に煩悶する親族たちの中で、
長男が、
「わしがいただきますのし」と言った。
嫁がお手拭き持って来たので、
手を拭き、
嫁に差し出された箸🥢を遺体の足元に置き、
醤油を足首までかけた。
そして、
大きく「いただきます‼️」と言って、
箸🥢を遺体の足に挟んで、
噛みつこうとしたが、
止めて箸🥢を置いた。
そして、
「わしには出来んのし」と力なく呟いた。
当然、
古くからの言い伝えであろうと、
そんなことが出来る訳がない。
やから、
遺産相続の条件に合わなかった時に試行される、
地域への全額寄付となり、
不動産系も含めて、
寄贈されることになった。
その年の5月31日に、
法律改正で、
土葬が禁止され、
火葬が義務付けられることになる。
ズバリ、
こういうトンだ遺言は、
その日から、
認められなくなるということ。
ちなみに、
この結果に不満足な親類の面々は、
父親の病歴を調べていく中で、
父親に、
今でいう認知が入ってたことが判明した。
そして、
遺言書にある紀州の奇習など、
存在したためしは無かったという!