以前、
ここの街灯のてっぺんには、
鳥の飾り物があったが、
台風で吹き飛ばされてしまった。

新しいお飾りが付けられることもなく、
ちびっとした味気なさの中で、
この街灯はあった。

そんなとき、
ウミネコが、
この街灯のてっぺんに止まり、
吹き飛ばされた鳥の飾り物の変わりに、
生身の鳥飾りボランティアをしている------と、
勝手に想像させられた。