サンダルウッドの和名は白檀です。
ウッディ系の優しい甘さのある香りなのです。
昔からアジア諸国の宗教儀式で使用され、仏教やヒンドゥー教の寺院で香として焚かれています。
アーユルウェーダでも、サンダルウッドはピッタ(火の性質)が過剰な時に、消炎・解熱作用に用いられます。
熱を持った症状を冷やして緩和してくれるのです。
血液やリンパなどの体液の循環を促進する効果と優れた殺菌消毒作用があるそうです。
喉の腫れにはごく薄く希釈して、うがいすると効果的です。
下半身に多い疾患にも役立ち、
膀胱炎、下肢のむくみ、腰痛、月経痛、座骨神経痛、静脈瘤、痔、セルライトなどに使われています。
また肌には、皮脂分泌機能を調整するので、ニキビ、乾燥肌、脂性肌、硬くなった肌などに役立ちます。
古くから、瞑想と祈りに使われ、頭に上がった興奮を冷まし、
考え過ぎてしまう心を抑えて、
精神を深く鎮静させて明瞭にし、
体の気をまんべんなく通す作用があるので、
心・体・スピリットが統合された状態へと導きます。
自己をしっかりみつめ、自分の本質に立ち戻り、地に足をしっかりつけた所から、
今、ここにある現実を落ち着いて受け入れるように促してくれます。
俗世の執着心や、神経質で保証を求め過ぎ不安に捕われた心の解消に役立ってくれるのです