今頃?

と驚かれるかもしれないが

「シックスセンス」を初めて見た。

幸か不幸か、オチを先に知ってしまってからの

鑑賞なのだが

それでも、十分、怖かったし、心動かされた。

私自身は霊感は全くないのだが

いわゆる「見える」人って、こんな見え方をするのだろうか。

想像だと、もっとふわーっと霞んでたり

影のような雰囲気だと思ってたのだが

なんていうか

すごく唐突で生々しい見え方をする幽霊たちだった。

幽霊と言うより「動く死体」みたいな?

それが、おどろおどろしくて、

まがまがしくて

ぎょっとするのだ。

 

もしかすると、死んでいる人たちの方が

生きている人たちより

「生」への執着が強いのかもしれない。

だから、その執着や残留思念を

そのまま受け取ってくれるコールのもとに現れたのかもしれない。

 

個人的には

ストーリーの途中で、ある少女の幽霊が

自分の死の真相を知ってしまい

その証拠をコールに託すくだりが

すごく印象に残った。

代理ミュンヒハウゼン症候群 って

言葉は聞いたことあるけど実際にあるんだな・・。

母性を神格化してはいけない。

それを知ってしまった父親の恐怖と絶望・・。あまりにも痛ましい。