「不適切にもほどがある」の中でも

流れていたドラマ「金曜日の妻たちへ」懐かしいです。

高校くらいの時に金妻のパート1が放送されてたけど

でも一番話題になったのはその数年後に放送されてたパートⅢですよね。

うろおぼえの記憶を頼りに思い出してみると

タケ、オコマ、ノロ、キリコの四人の女性がいて

四人は幼稚舎からの親友。

この四人の関係がすごく微妙。

キリコの元カレと

タケは結婚していて、

その家にキリコを呼ぶってどうなん?

ってところからドラマがはじまる。

キリコは昔は不良っぽい子で

タケは優等生でキリコをかばう役割だった。

キリコはかつて

タケの夫、秋山(古谷一行)とつきあっていたのだけど

秋山が海外で仕事をすることになったとき

キリコは仕事をやめる決心がつかず、

また秋山の母からも圧力をかけられていて

ついていくことができなかった。

秋山は、キリコに振られたと思っているが、

実は、キリコはオコマの車で秋山の出発直前に

一目会おうと追いかけていた。

ところが車が故障して

間に合わなかったのだ。

もし間に合っていたら

ふたりの運命は変わっていたかも・・

とオコマ(小川知子)は内心思っている。

で、なんやかやあって

秋山はキリコとよりをもどしてしまうんだけど・・。

 

最終回のキリコ(いしだあゆみ)とタケ(篠ひろ子)の怒りをぶつけあう喧嘩のシーンがすごく印象的。

綺麗な女が怒る顔というのはほんとにすさまじい。

不倫云々のこと以外にも

ふたりの間には

長くて深い確執みたいなものがあったんだな

と感じる。

激しい喧嘩や葛藤の末、

秋山はタケと元さやにもどるんだけど・・。

前と同じではない。

女同士の友情って不思議です。

 

それにくらべると

ノロ(森山良子)という女の人は

他の三人ほどエキセントリックではない性格で

のんびりしている。

藤森(奥田英治)とは互いに恋愛感情を抱いたりもする。

当時、ロバートデニーロとメリルストリープの

「恋に落ちて」という映画がヒットしていて

それに似せた二人の電車内での会話も

穏やかで可愛らしい。

ノロというあだ名は何かにつけて

のんびりしてるかららしいんだけど

考えてみるとこのあだ名ひどくないですか?

本人はあまり気にしてないからいいのか。

でもこの四人の中で

ノロが一番親近感湧いてしまうのだ。