「どうする家康」で

秀吉の側室となった茶々は

北川景子が演じている。

お市の方と一人二役で演じ分けている。

お市が、凛として気高さのある水仙のような美しさだとすると

茶々は、色香あでやかな大輪の牡丹のような美しさだ。

何かたくらみを隠しているようにも見える茶々。

人は、嘘をつくとき、少しだけほんとのことを混ぜるというが

茶々もそうであるらしく

父を死に追いやった人の側室でいることの

耐えきれなさを、はしゃぐことで抑え込んでいる様がある。

秀吉は、老いのためか

判断力がおかしくなっており

部下の辛言にも耳を傾けられなくなっているが

内心、茶々に翻弄されている自分にも

気づいており、

茶々を京へといったん遠ざける。

だが、そんな秀吉のもとに

茶々懐妊の知らせが。

喜ぶ秀吉。

この時茶々のお腹にいるのが

のちの秀頼。

秀頼は、秀吉の本当の子ではないという説もあるが

実際はどうだったのだろう。

もしそうなら茶々はかなり大胆な悪女ということになるが

だからこそ秀吉は茶々に惑乱し惹かれていったような気もする。