健康をささえる住まい-化学物質による健康被害を生じた居住者にとっての改修工事-

東京都内の保健所から出されている「～現場から提案する～化学物質に配慮した住まい」よりいくつか抜粋（一部略・編集あり）。

居室内における化学物質に対する衛生上の措置（シックハウス対策）に関する技術的基準の整備

○規制の対象となる化学物質は、クロルピリホス およびホルムアルデヒ

　ド とする。

○居室を有する建築物には、クロルピリホスを添加した建築材料の使用を

　禁止する。

○居室の種類および換気回数等に応じて、内装仕上げに使用するホル

　ムアルデヒドを発散する建築材料の面積制限を行うものとする。

○居室には一定の条件を満たす機械換気設備の設置を基本的に義務付

　けるものとする。

健康をささえる住まいに向けて

①薬剤処理には頼らない防腐・防蟻施工をする。

②木部は防虫・防カビ処理をしていない無垢材を使用する。

③接着剤の使用を必要最小限にする。

④畳は薬剤による防虫加工をしていない物を選択する。

⑤建材・施工材はできるだけ揮発性有機化合物 の発生の少ないものを

　選択する。

上記の①～⑤に配慮した施工をおこなうことで、住まいにおける揮発性有機化合物の発生は大幅に削減されます。

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