上海の梅雨 | 小松拓也オフィシャルブログ「小松拓也の中国記」Powered by Ameba

上海の梅雨

いやぁ~、梅雨ですね…



毎日雨ばかりです。












だけど



実は日本だけじゃなく、僕が去年まで6年間暮らした上海にも梅雨はあります。












上海の梅雨は日本の梅雨に比べると若干その時期が短いし



日本の梅雨時に多い、シトシト延々と一日中降り続く雨よりは



一日の中のある程度の時間雨が降り、その後は曇りというような種類の雨が多い感じです。















こんな事日本に住んでいただけの頃は全く知らなかったけど




海外で過ごす事が増えて分かった日本と外国の違いってもっともっと他にも沢山あるわけで













例えば



よく中国人旅行客が日本に来ると様々な点でマナーが悪いなどという声を耳にしたりしますが



その一例としてこんな事があります。





トイレの便器でトイレットペーパーを使用した
際に汚物のついた紙を便座の脇に捨てる!














日本人から考えたらこんな行動あり得ないし嫌がらせか?と感じてしまう不愉快な行動ですよね?




でもこの行動の裏にはこんな状況がある!と、いう事はあまり知っている日本人が多くないと思います。





と言うのも





そもそも中国では便器に紙を流しちゃいけないんです!Σ(-∀-;)












何故かと言うと




単純にそれは紙が詰まるからという理由です。(笑)













中国にも日本や欧米の一流企業は多数進出していますが



現状中国国内で使用されている多くの水洗技術は日本のように



当たり前に紙を水で流せる!




というようになっていません。











加えて



下水の処理能力がまだまだ低いようで
(特に都市以外の地域)


トイレでは紙を実際は流せるんですが
(と言っても便器が詰まる確率は日本の比じゃないですが)


下水道菅が詰まってしまうので紙をトイレで流さないように!




というのが実状のようです。














だから中国のトイレにはどこに言っても大抵便器の横にゴミ箱が設置されているし




逆に日本にやってきた中国人旅行客は




常識的に紙をトイレに流してはいけないと考えているので




紙をトイレで流さないわけです。













こういう中国人の行動にビックリするという日本人は多いでしょうけど




逆に僕は




当たり前のように紙をトイレで流せる日本という国とその技術の高さにビックリ!なわけです。\(^o^)/













こんな事、日本に住んでいただけの頃は感じたことも考えたことも、何より違和感を持ったことすらありませんでした!





トイレや下水などの水洗技術だけの話をしてるんじゃなくて





日本では当たり前の上記なような様々なことが、海外では当たり前じゃないってことを僕らは知らなすぎるんですよね。
















逆に日本人が海外に出た際に




知らず知らずのうちに現地でのマナー違反を犯してしまっているということも実際はよくあるようで




例えば仏教国で日本人旅行客も多いタイのある寺院では




お寺に入る際にスカートやハーフパンツ、帽子などの着用は禁止されていて




その際の臨時の対処法としてスカートの上からスカーフなどを巻いて肌の露出部を隠せば入場出来るというお寺があります。











日本人旅行客の中にはそういったことを知らないでミニスカートなどでお寺を訪れる若い女性なども多いようで




スカーフを巻けば臨時的にそのお寺に入れるとは言っても




現地の人から見たら




そもそも神聖なお寺に来るのにそんな格好で来て仏様を冒涜してるのか?




と感じる人もいるとタイの方に聞いたことがあります。













まあ、現地の人目線で考えれば当たり前の事ですよね。(笑)













当然本人は好きなファッションをしてるだけで、悪気があってこちらもそうしてるわけじゃないし、何より単純にその国に対する理解が少ないからこうした問題は起こるんでしょうが





でもやっぱ





虎穴に入らずんば虎児を得ず!





ということだし、ビジターとしては現地を重んじないといけないのも間違いないですよね。














世の中はグローバル時代



インターネットで世界中から買い物や情報も届くし、



日本では今後オリンピックも予定され、確実に海外からのお客さんも増えます。














日本基準も決して悪いとは思わないけど




今後は更に1歩進んだ視野を広げていく必要のある時代になりそうですね~!( 〃▽〃)