日本での自分探し
一昨日から日本に戻って来た僕ですがここでも自分探しは続けています。
僕にとっては今は離れている時間の方が長くなってしまった日本の土地。
今年は何だかんだで結構日本で過ごす時間が例年より長かった事もありそんなにも長く日本を離れているという感覚はないものの、
それでもやっぱり日本にいると色んなものが新鮮に感じるものです。
例えばよくブログでも書いている日本のコンビニのレベルの高さ!!!
はっきり言って凄すぎます。
恐らく日本のコンビニのレベルは総合面で見た時に世界一凄いんじゃないですかね?
だってコンビニに行けば大抵の物が揃ってしまいますよ。
品揃えも豊富だし消費者を飽きさせない取り組みや努力があまりに至るところに見ることが出来ます。
凄いのは別に商品の豊富さやクオリティの高さだけではなくサービスに関してもです。
例えばレジで客が並んでいる光景があるとするとすぐに他の店員が例え自分の作業が途中段階だとしてもそれを後回しにしてもう一台のレジを開けてヘルプに入り客を待たせないようにします。
日本では当たり前の光景かもしれないですが少なくても中国ではこんな光景はまず見掛ける事がありません。
中国だったらレジを担当している人間が一人いるならばそのレジがどんなに並んでいようが他の店員はおかまいなしといった感じで、行列を解消する為に他のレジを新たに解放するというような光景はほとんど見てとれません。
恐らくこれは中国に限った事ではなく、世界中のほとんどの国がそういった基準なのだと思いますし、そういう話をよく聞きます。
そういった意味でも消費者目線のサービスを徹底しているという点で日本のサービスのクオリティは世界屈指のレベルだと言っても過言ではないと思います。
昔は感じなかったけど中国に住んでいると日本の中にいるだけでは全く見えもしないこういった日本の凄さに直面する機会が本当に増えました。
そもそもコンビニだけに照準を絞っても1日に2~3回は新たな商品が運ばれてきて常に充実した品揃えを実現出来ているわけだし、そうなるとそれを運搬する運送会社の存在がいかに凄いかという話に発想が膨らみます。
日本の運送業界には時間指定の郵送サービスというものがありますが皆さんはこれらのサービスがいかに凄いサービスなのか?と考えた事はありますか?
僕なんか中国で午前中に配送されてくるという郵送物を待つ為だけに半日以上自宅待機してしまったなんていう経験が何度もありますよ。
結局荷物が届いたのは夕方だったりね!
これは僕に限った事ではなくて中国に住んでいる中国人も日本人も誰もが同じ経験をしています。
そもそも時間の概念が違う事もありますし、システムが日本ほどは構築されていないなど様々な問題が原因ではあります。
物流業界の方にお話を聞くと「時間指定の郵送」なんていうサービスを行っているのは実は日本ぐらいなものらしいです。
海外では時間の感覚が結構アバウトだったりするのでまずは荷物が届けばOK!という感覚かもしれません。
その点では日本の消費者ほど厳しい目線でジャッジをしていないという線引きの差も現実としてあるでしょう。
運送業者だって時間を守るのには本当に必死でしょうし、現実としてそれを企業努力によって達成しているという事実ははっきり言って世界基準で考えた時にあまりに凄いの一言ですよ。
他には飲食産業でもそうです!
内装や外装がオシャレなのはもうすでに日本では当たり前ですよね!
それに一昔前は違ったかもしれないですが、現在の日本で外食をして「マズイな!」と感じる機会が一体どれほどあるでしょうか?
当然お店によって味の良し悪しはあるにせよ、そのレベルの水準がとんでもなく高いところでの争いになっているのは間違いないと思います。
少なくても中国に住んでいる僕はたまに本当においしくないなぁ・・・と思うお店に出くわす事も生活の中であります。
でも日本ではマズイと仮に思う事があってもそれは極端にまずいというわけではなく、よそのおいしいお店と比べた時にそう感じているといったレベルでの話です。
そもそも今の日本でおいしくない飲食店を探す方がよっぽど困難なのではないでしょうかね?
正直贅沢過ぎるぐらい日本の飲食店のクオリティは高いと思いますよ。
こんな事ほんの数年前までは全く感じなかった僕なのにね!
たぶんきっと今目の前に広がっている当たり前の世界があまりに当たり前過ぎてその凄さやその真実に疑問すら感じていなかったんでしょう。
でも今はたったの1日街を歩いていても昔は感じなかった色んな事を感じるんです。
僕は日本を離れて前よりちょこっとだけ違う角度からの視点や感覚を手に入れる事が出来たんですかね?
日本にいると「そこにいる」というたったのそれだけの事で自分探しが出来てしまいます。
何だか浦島太郎みたいですね。(笑)