楽しいこともあれば、辛いことも、怒ることも、悲しいこともある。
正に喜怒哀楽が僕たちには感情としてある。
そうした感情を一人で抱えているのはなかなか辛いことでもある。
孤独が辛いのはその感情を吐き出し、分かち合える人がいないことにあるのだろう。
下手に感じていることを吐き出しても、「そんなの大丈夫だよ」みたいない感じで一蹴されてしまうこともある。
楽しい時には一緒に笑い、悲しい時に一緒に悲しんでくれるのは、おそらく、それはパートナーという存在なのだろう。
そうしたパートナーと巡り会えれば素晴らしい。
だが、パートナーとしての近さがゆえにちょっと煩わしさを感じたりすることもあるかもしれない。
また、よくメンターという言葉も聞く。
自分を導いてくれるメンターという存在は心強くありがたいものだが、なかなか自分にあったメンターに出会えなかったりもする。
そもそも自分というのが分からなければ、どんなメンターがいいのかも分からない。
そしてメンターとは師匠と弟子みたいな関係になるので、そこに上下の関係を気にしてしまう部分がある。
それは下にいる時だけでなく、立場的に上にいる時でも感じてしまう。
職場に部下や若い後輩がいれば、どうしても接する上で何かを教えたり、育てたり、ということが出てくると、上ということを意識してしまいがちになる。
僕らにはパートナーでもメンターでもないような人も時に必要なのかもしれない。
ちょっとナナメの関係といっていい。
小さい頃であれば伯父さん・伯母さんといった関係の人に当たるのかもしれない。
フランス映画では有名な「ぼくの伯父さん」という映画があるし、日本でも「男はつらいよ」の寅さんは後期になると、伯父さん的な役回りになってくる。
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さすがに僕たちはすでに今から実際の伯父さんたちに何かを指南してもらうことは難しいかもしれない。
むしろ、自分がそうした立場になっているかもしれない。
だが、僕らはこうしたナナメの関係を、今もどこかで欲しているような気がする。
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