言っていることとやっている事が一致していない人を見かける事がある。
下手すると、他人にはこうしなさいと指導していながら、自分は実践していないというケースもあったりする。
もちろん、それだと説得力は全くなくなってしまう。
かつて、高校生に対して、学校の先生がタバコをふかしながら、「タバコを吸ってはいかん」と説教していたという話があった。
それでは高校生がタバコを吸うのをやめるはずもない。
尤も、「医者の不養生」とか「紺屋の白袴」と言ったことわざもあるぐらいだから、まれなことでもないのだろう。
自分の中でも、そうした言動不一致なことが起きているかもしれない。
やってはいけない、と思いながらも、ついついやってしまうことがある。
「人目を気にしない」と思いながらも、気がつけばすごく人目を気にしていることもある。
「堂々と振る舞うべきだ」と思いながら、どこかオドオドしてしまっていることもある。
「作り笑い」というのも、その代表的な言動不一致の例かもしれない。
自分が思っていること、言っていることと、実際にやっていることが違う、ということに気が付くならまだいい。
そうした言動不一致に自分自身が気がついていないことだってあるはずだ。
ある人を見て、あの人は言っていることとやっている事が違うな、と思ったとしても、その人自身は気がついていないのかもしれない。
そして、そうした言動不一致は自分の中にも気がつかないだけで、潜んでいるかもしれない。
しかし、言っていることとやっている事が違ってくると、自分の中でも苦しくなってくるものだ。
何か分からないけど心が苦しいとか、あるいは身体に症状が出ることだってある。
胃が痛くなるとか、トイレが近くなるとか、皮膚に発疹ができるとか。
言っていることとやっている事が違うということは、自分を明らかにできていないということでもある。
自分を見つめ直し、明らかにし、その上で実際には自分はどう在りたいのかを、自分の中に問うてみることで、少しは言動が一致してくるはずだ。
その時、僕らは本当の笑顔になるのだろう。
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
お読みいただきましてありがとうございます。
もやもや度チェックしています。
「もやもや」な想いを「はっきり」させるメール講座はこちら。
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆