タイトルは受験あるある川柳を作ってみました。
たとえば、「英単語ターゲット1900」など、「大学受験には必須と言われる英単語帳」について。
↓これくらいは絶対やらなきゃいけないと言われる有名な英単語帳です。
2-3ヶ月くらいかけて、がんばって、何周も回したとします。
「書かないでいい」とよく言われます。
そのかわり、「音読」して、何周でもすると。
英単語帳を「何周」もしたから、英文読めるかなーと思って、試験問題をみてみると、
・・・あれ。
そこで、本件のタイトルのようなことを感じるのです。
●この「単語」、見たことあるけど、何だっけ?
そう、「単語帳」ばっかりやってると、こういう事態に陥りがちです。
しかし「単語帳」をやらないわけにはいかない。
「単語帳」は絶対通らなければならないステップです。
しかし、それだけやってても、必ず(一時的に)こういうことになる。
「単語帳」の場合、「一英単語=日本語の一義」主義で覚えることが王道です。
1つの英単語について、日本語の意味は1つだけ覚える。
そうしないと、とてもじゃないけど、「回せない」から。
単語帳勉強のタイミングでは、マジで「回す」という概念がとても大事で、
膨大な英単語を、何周も「回す」のです。
それで、全部をなんとなく頭に入れる。
これは重要なステップですが、次のステップも必要になる。
●英単語を「文脈で」見直していく(覚え直していく)こと
が、「単語帳」の後に、絶対必要な要件です。
それは、「長文(速読)練習」や「精読(和訳)練習」で、身につける人もいるでしょうし、そういう指導が多そうですが、正直、それも効率がイマイチじゃないかと思ってます。
●「単語」→「精読/長文練習」
の間に、もう1ステップあるといい。
つまり
●「単語」→「短文暗唱」→「精読/長文練習」
この「短文暗唱」の工程が重要じゃないかと。
これは、「英作文」や「英語リスニング(特にリンキング発生時)」「英語スピーキング」にも重要です。
結局、何で日本人は「リスニング」ができないのかって、それは、「英文(特に熟語や慣用句)表現を正確な発音で、自分が話せない」からです。
そもそも「知らない」から「聞こえない」。
「聞いたこともない単語や、リンキングされて聞いたこともなくなった熟語・慣用表現」が、聞こえるようになるわけないじゃん。「知ってる音」しか聞こえてこないものです。あとはもー「ぺらぺらぺらー」という「なんか言うてるわー」という「ただの音(騒音)」になってしまうのです。
だから、「短いネイティブの文章」をまるごと覚えていくようにする。
これによって、「英単語の本来の使い方」を「文脈を通して」理解できる。文脈単位だから英単語も(音声も含めて)覚えやすい。
そういうわけで、「ターゲット1900」が終わったら、とにかく次男にやってもらいたいのは、
「DUO3.0」です。
英語が苦手だった長男のために、各種英語参考書文献を漁りまくった上での、最終結論。
それが「DUO 3.0」でした。
長男には、結果的に、高3の夏休みからの開始になってしまったことが悔やまれる。
もっと早くからやっとけばよかった。
その反省を踏まえて、次男には、この高1の夏休みからスタートです。
「DUO 3.0」は、「英検2級」が取れている人が、「英検準1級」を取るためのものという位置づけですから、あんまり早い時期からやるのも未消化になって考え物ですが、次男は今ならちょうどいいと思う。
「ターゲット1900」は何周かしたけど、どーも完璧には覚え切れてないんだよなー的なタイミング。
単語帳だけで、完璧はそもそも無理なんだと思います。
そしたら思い切って、次のステップに。「文章を読みながら」単語を覚え直していく。
それにちょうどいいのが、この「DUO3.0」だと思います。
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2024年は大変な始まり方でしたが、
これからV字回復で、皆様にとってすばらしい一年となりますことをお祈りします。
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