不適切な感想 | 趣味の大学受験【次男大学受験篇】父子並走日記

趣味の大学受験【次男大学受験篇】父子並走日記

2024年長男大学進学。今度は次男の大学受験だ。
在宅自由業20年超オタク系ガキオヤジによる「受験」「育児」放言日記

ドラマ「不適切にもほどがある」がすごく好きです。

ギャグの切れ味という意味では、クドカンにはもっといいものがたくさんありますし、

登場する俳優陣にも少々華やかさが欠けるかもしれませんが、

このドラマの良さは「現在メディアのいきすぎたコンプラ意識への風刺が利いていることです。

 

●芸能人の不倫報道とそれに対する強すぎるパッシング とか

●パワハラ・マタハラその他「過剰なハラスメント主張」による被害 とか

●メディア中の各種自主規制が「細かすぎて厳しすぎて」バカバカしいレベル とか

 

昨今の世の中の「やりすぎやろ」的に思うことを、ミュージカル風のコメディシーンでオブラードにつつみながら、マイルドに批判していること。

視点の基準が1980年代というのも、私や宮藤官九郎世代的でいい。

「茶化す」レベルにとどまらざるを得ないのは、「不倫」や「パワハラ」を肯定するわけにはいかないので。

 

「それにしたってやりすぎやろ」的な意識は、多くの人がうっすら感じていたことです。

テレビ局のアナウンサーが一回不倫報道が出たら閑職に回されるとか。

そりゃ「浮気」は良くないに決まってるけど、それを「国民みんなが責める」ってのは、やっぱりなんか違うんじゃないかとか。「夫の浮気」を責めるのは基本的には「奥さん」であって、世田谷のパティオに集まった「友達夫婦」が責めるのも違うし、ましてやテレビを見ている視聴者たちとはほぼ関係ないわけで。

しかし、それを「芸能人の不倫は視聴者と関係ない」とか言い出したら、すごく怒られちゃうから、なかなか言い出せない風潮があります。

だから誰かが、笑い話的に、「やっぱりやりすぎちゃう?」と示唆する必要があったのかと思います。

この「批判」にはすごい「バランス感覚」が必要なのと、「お笑い」で「本質を包む」技術が必要でした。

 

昨今、ダウンタウンの松本人志さんや、サッカーの伊東選手などの例でも顕著ですが、

「スキャンダルが命取り」

なご時世です。

ちょっとでもスキャンダルが出たら、社会的にほぼ抹殺されるに近い。

少なくとも、それまで通りの活躍する場を奪われる。

ということは、たとえネタ元が「嘘」だろうが「デマ」だろうが、

「文春」様が最高権力者ということになるわけです。

「文春」様が「スキャンダル」をばらまけば、いかにその人が、「日本のお笑い文化を作った最高峰」の人だろうが、「サッカー日本代表を牽引した人物」だろうが、東京都知事だろうが、総理大臣だろうが、もう一巻の終わり。再起不能、少なくともパフォーマンスの一番いい時期を逃す。

「文春」様に逆らったら終わりだね。

「文春」様は三権分立の上に立つ。

その手下のような、「ガーシー元国会議員」とか「元NHK党首T氏」が、「スキャンダル」をえさに、何かを強請ろうとしている気配もあります。

 

「魔女狩り」という言葉が頭によぎります。

既に「民主主義」からは外れていそうです。

 

そういう世の中に「不適切にもほどがある」というドラマが出てきたことが価値があると感じてます。

 

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2024年は大変な始まり方でしたが、

これからV字回復で、皆様にとってすばらしい一年となりますことをお祈りします。

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