数学偏差値70への道 | 趣味の大学受験【次男大学受験篇】父子並走日記

趣味の大学受験【次男大学受験篇】父子並走日記

2024年長男大学進学。今度は次男の大学受験だ。
在宅自由業20年超オタク系ガキオヤジによる「受験」「育児」放言日記

新年にふさわしく、キャッチーなタイトルで。

長男、「数学」と「理科」(特に「物理」)が得意で、これに比べて「英語」がイマイチ。

「物理」については、小学生の中学受験の頃から、なんか知りませんが、妙に得意で、日能研の模試でも満点を取ったり評価点10が出たりと、授業を聞いているだけで点数が良かった(他の教科とちがって家での復習もあんまりしなかったのです)。

その後の中学高校とたいてい「物理」だけクラスでトップクラスがただ続いていました。こっちもほとんど「授業」だけ。テスト前勉強も他教科に比べて少なかったように感じました。

受験用に参考書や問題集を買い与えるのが私の趣味でしたが、これも「物理」だけはほとんどそうしたものに手を付けずに、模試も本番の公募推薦の試験も「物理」は好成績でした。

こっちは、単に「好き」だったのだと思われます。

日能研や学校の先生の「授業」がとても良かったのも理由でしょう。というか「物理の先生との相性」が良かったんではないか。先生の授業の話をとてもおもしろく興味深く聞きこみ、毎回「なるほどー」と思いながら実験に参加してたら、普通に内容が頭に残っていたという感じかもしれない。

得意科目ってえてしてそういうものですよね。

特別な努力はしてないのに、なぜか成績が良いものです。

 

「数学」については、たぶん、「物理」ほどには体にフィットはしてなかったのではないかと思います。

中学受験の時にも、「まあまあ」だけど、そんなに「得意」ってほどでもない。

結構勉強をやりこんで、なんとか成績が良くなった、みたいな感じ。

中高の成績も、「悪い方ではない」ものの、特に「すごくいいわけでもない」感じでした。

学年に200人いて、だいたい上位25%~30%くらいだったんじゃなかろうか。

 

で、「物理」が好きで、将来「機械工学」とか「電気工学」の学部に行こうと思ったら、とにかく「数学」はもっとブラッシュアップする必要があります。

高校二年の11月くらいから、本格的に数学の受験勉強をはじめました。

まずは高校二年の「共通テスト同日模試」をターゲットに。

「英語」は塾に行ってましたので、完全にそちらにお任せ。

「数学」はその時点でまだ塾に行ってませんでしたので、私と一緒に何の勉強をしていくか相談しながら、中学受験以来の久々の「受験勉強伴走親」体制で取り組みました。

 

まず、高2の11月~12月中くらいに取り組んだものは、

「CASTDICETV」のナカハシさん自身の、浅野高校ビリから東工大合格に至った経緯を参考にしました。

まずは「うすーーーい」「超基本的な典型題」だけで構成された問題集をゴリゴリにまわします。

それが、「短期集中ゼミ」という極薄かんたん問題集です。

 

 

 

めちゃくちゃ薄い。

問題集はほんのちょっとだけ。

たしか一冊700円くらい。(毎年新版が出ます)

しかし、死ぬほど「基礎的」で何があってもとにかく「重要」な問題だけが「厳選」されてます。

ちょっとしかないから「すぐ終わる」わけです。

この「基礎」で「重要」な問題ができなかったらアウトですから、とにかくこの少ない問題だけは何が何でもできるようにします。

「応用問題」はあとまわし。てか「基礎」ができれば「応用」もそのうちできるようになる。

だいたい、「高2」なら「基礎」ができれば上等です。

「高3」になっても「基礎」があやふやな人は「難関大理系志望」だって結構いるものです。

なんで「基礎」があやふやかって、それはたぶん、「応用問題に色気」を出しているからです。

「基礎」より先に「応用問題」やろうとしているから、「基礎」が曖昧なまま残っている。

「応用問題できなきゃ難関大にいけないんじゃないか」病にかかっている。

「身の程しらず」に、焦って「先へ先へ」行きたくなっている。急がば回れなわけです。

長男にもそういう傾向がみられた。

だから、わたしは、ここは「ナカハシ」さんを見習って、「まずは基礎からやれバカ」と手綱をひきしめたのを覚えています。そしてこれが正解だったと今でも思ってます。

全体像のスケジュールがないと、なかなか「基礎」に取り組めないで、最初から「難しい問題集」ばかりを手にしがちなわけです。「一対一対応」とかそういうの。

そういうのは、後からやればいい。今は違う。

 

上記の3冊を1ヵ月以上かけて(その時点でほとんど部活も終了していました)アホみたいに基礎問題ばかりをやりこみました。

1月に入ってから、やっとちょっとだけ、「基礎的な応用問題」のようなものに手を出しました。

それが、これ河合塾の「重要事項完全習得編」です。

ちなみに、高2時点で、学校はまだ「数3」を終わっていませんでしたので、自宅での勉強は「数1A2B」の復習のみです。

この本で、「数1A2B」まですべて網羅して、重要な基礎応用問題が150問だけです。

仮に「青チャート」で「数12B」を網羅しようとすると、全部で2100問あります。

重要事完全習得編はたった150問」で

青チャートは2100問」です。問題数は14倍

どっちやる? って話です。

 

高2の一月、「共通テスト同日模試」直前に総まとめをしたいだけでしたので、「青チャート」をやりこむ時間はありません。「重要事項完全習得編」だけをやりこみました。

この頃、1日に数学の問題を20問は解く、ということを毎日のノルマとしていました。そんなに難しい問題じゃなくてもいいから、「基本的な数学問題」は「毎日多数接して」、「体に馴染ませる」ことを目標にしていました。

 

そうすると、「共通テスト同日模試」自体の成績はそれほど芳しいものとは言えませんでしたが、その後の「模試」の成績が結構いい感じになってきました。

 

高2最後の河合の全国模試で数学の偏差値が70を超えることになりました。

おお、まぐれかと思いましたが、その後も、「数学」だけは、ほぼ毎回のように70オーバーが続きます。

高3では毎月のように模試がありますから、それがみな「数学」だけいいのです。

 

模試の問題も難しいものは難しいのですが、当然「基礎問題」の配分比率も高いのです。

「難しい応用問題」は難関大志望者たちもほとんど解くことができません。

平均点は200点満点で100点を超えることはありません。

「基礎問題」だけは絶対に落とさないようにするだけでも、結構150点前後取れるようになるのです。

そうすると、かなりの高偏差値は狙えます。

誰も取れない「応用問題」については、小問(1)(2)まで解ければ十分くらいの感じで大丈夫。

大学入試で満点なんか無理無理無理なんで。

それは「青チャート2100問を全部解けるようになる」という戦略です。

東大志望ならそのくらいは必要かもしれませんが、うちは特にそういうわけでもありませんし。

 

受験に限らず「戦略」に必要なのは「割り切り」です。

ある意味「捨てる覚悟」。泣いて馬謖を斬る。

必要なこと「だけ」をやり、必要でないことはやらない(時間を効率的に使う)。

最初から「全部できる」と思わない。

最終的に必要なことだけできれば十分という

「全体像のスケジュール」を描く。

「満点」は狙わず「合格点」を狙う

どんな方法でも「合格」さえできれば十分。

反応が良ければ続編も続きます。

 

2024年は大変な始まり方でしたが、

これからV字回復で、皆様にとってすばらしい一年となりますことをお祈りします。

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