政府の仕事 | 趣味の大学受験【次男大学受験篇】父子並走日記

趣味の大学受験【次男大学受験篇】父子並走日記

2024年長男大学進学。今度は次男の大学受験だ。
在宅自由業20年超オタク系ガキオヤジによる「受験」「育児」放言日記

三権分立は小中学生で習います。

「国会」の仕事は「立法」

「裁判所」は「司法」

ここまでは明確によくわかります。

じゃ、「内閣」は「行政」ってことは、習いましたし、テストの答案にそう書くのは簡単なんですが、ところで「行政」って何っつーのは、実は結構ピンとこない。

「行政」「行政」?

たぶん、わかりやすいのは「外交」ね、これは総理と外務大臣を中心に外務省が進めます。

国会も裁判所も「外交」はほぼノータッチ(国会は事後承諾的に承認だけする)。

「行政」ってわかりにくい、たぶん、各省庁にわかれてコマゴマしたことをするってことなんですが、でも、それほとんど「各省庁」の「官庁」「役所」「公務員」がすることであって、「内閣」は結局何するん?ってよくわからないものです。

 

ここで話をわかりやすくするために、ごくごく簡単にシンプルにすると、「内閣」の役割は、「予算を振り分けて使うこと」だと極論することができます。

この「予算」ってのは、結局「集められた税金」のこと。

日本の国家予算はたしか「100兆円」前後だったと思いました。ちょっと前まで「90兆円」くらいだったのが、最近(コロナ前後で)どんどん上がっている印象です。

結構、「税収」の他に「国債」でまたバンバン金借りてんだよね。

将来の自分に借金をしてるわけ。

「俺、将来ブレイクすっから、給料前借りさしてくんねーすか」と事務所に金借りてる売れない若手芸能人みたいな感じね。

たしかに、ブレイクするのが間違いない子だったら、事務所も貸す価値ありますけれども、もしもその子がずっと「売れないママ」だったら・・・・。

その「借りる相手」が事務所じゃなくて、「将来の自分」ってのが怖いわけ。

 

今後の成長があきらかな、高度成長期くらいの時なら、いくらでも「将来の自分」も金貸してくれたにちがいありません。

しかし、この10年くらいの日本は、「成長の鈍化」が著しいのです。

「安売り天国」みたいになっちゃって、なんでもかんでも「安いもの」。

お給料も安いまま、年齢が高い層は、どんどんリストラ、給料据え置きはまだいい方で、普通は「役職定年」制度。会社はそうして経費を圧縮して、商品を安くしないと、企業競争力がなくなっちゃうのです。日本中が「安売り競争」まっただ中なので。

従業員を減らして安売りでやっと利益をあげているような会社からの税収はもちろん減るし、リストラされた方々からは所得税はもらえなくなるし。

 

そんな「将来の自分頼み」な日本が、今いっちばんヤバい課題は

●少子化 と

●円安

だとわたしは感じています。

 

「円が安い」ってのは、外国からみて「日本はあんまり将来性がない」って判断されていることかと思うのです。あんな国の通貨もっててもしゃーないというか。

逆に、アメリカが強いのは、あの国いまどき「人口が増えてる」というアホみたいなところです。市場性も生産性も、未来が明るいところ。

その点、日本はまちがいなく人口は減る方向にあるので、「斜陽」感が否めないよね。

ここは絶対食い止めないと、マジで将来が危ないのです。

なんつっても、われわれは「将来の日本」から金借りてます。

その「金」を払うのは、将来のわれわれなのです。

チャラにしてもいい、でも、それってデフォルトってことよ。

そんなあぶなっかしい国の通貨、誰がほしがるでしょうか?

 

つまり「円安」の根本原因は、「少子化」にあるんだとも言えるのです。

逆に言うと「少子化」が改善されれば、「円安」も解消されるかもだし、「国債」問題も薄くなる。

国民みんなあんまり切実な危機感はないと思いますが、これは結構な大問題なのです。

「少子化」は自分にはあんま関係ないなーとか思ってる人多いと思いますが、ここはたぶん、想像以上にヤバい話。

 

わたしも子育てをしながら働いてて思いますが、なんで国民が「少子化」傾向になるのかって言うと、そりゃね、「教育」にかかる費用負担が高いからってのが大きいと思います。

 

先日、葬儀で会ったわたしの姪は、子どもが5人もいるのです。上は中3、下は3歳。

偉いなーと思う反面、これからどう考えても大変だと思っちゃう。

仮にみんなを大学に行かせようとか思ったら・・・・。

もしかして、優秀なのに、経済的理由で難しいかも、というケースだってあるんじゃなかろうか。

「奨学金」ってそれこそ、「未来の自分に借金」する「国債」みたいなものですけれどもね、それは親としてはできるだけ回避させてあげたいところです。

 

どんな形であれ、「学費」の国民負担が減るのは、絶対的に正しい政策だと思うのです。

もっとたくさんの人にその恩恵がいきわった方がいいに決まってるけれども、予算に上限があるでしょうから、そりゃ優先順位がつくのはしょうがない。

税金ってのは「困ってる人」のために使うものなんで。

で、その「税金をどう使うのか」を決めるのが「政府(内閣)」の仕事なんでしょう。

もしも、その使い方が良くないという人が多ければ、次の選挙で自民党の票が減るってことですかね。

だから、岸田総理も「賭け」なんでしょうが、わたしは「学費負担」を減らすことには大賛成で、正直いうともっとやれと思います。「第三子以降」は今回の「お試し」として、次は「第二子以降」にして、さらに好評なら「第一子」もとかにしていいのかも。

とにかく「教育費」の負担を軽減してほしい。

わたしの希望は前から言ってます通り、「教育費」全般は、親の税金から「控除」してもらうのが一番超助かるってこと。無料にしてとは申しませんので、「経費」扱いか「控除」にしてもらえると超助かる。

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