YouTubeの「年収」に関する動画なんか見てます。
お金持ちの人たちを顧客とする、元証券会社の営業マンの方達のお話。
たとえば、代々受け継いでいる不動産収入だけで、年間数億円も収入があったり、手持ちの資産がとにかく困るほどあるので、誰かイー感じに管理してくれたり、資産運用してくれないかなーと思っているような方々。
わたしは縁がありませんが、世の中にはそういう方々もチョイチョイいらっしゃるようで。
そういえば、うちのすぐそばには、航空写真でみたら、莫大な土地をお持ちの地主さん風な方もいらっしゃるし、おそらくその方が経営されているアパートも数件。
郊外とはいえ、まーまー人気エリアのため、地価は結構高いんだけど、その莫大な広さの土地で、細々と(たぶん趣味的に)農家やってらしたりして。庭先で「採れたブルーベリー」を「無人販売」してたりして。
あれはきっと、家賃収入だったり、なんだかんだで困るほどお金があるので、いろいろもてあましてらっしゃるのではないかと思われます。
そういう「半端ないお金持ち」の方々に、証券会社の営業マンがお会いすることがあると、「お金持ちの方々」には結構共通することがあると言います。
それは
●「お金持ち」感をできるだけ出さないようにしている。
●わざとかなんか「みすぼらしい」「安っぽい」「小汚い」格好をしていることが多い。
●財布やクツ、カバンなどの持ち物にも「ブランド物」なんか絶対持たない。
●車も外車なんて絶対乗らない。カローラとか軽自動車を好んで利用。
そういう傾向が強いようです。
「成金の人」とか、「小金持ちの人」なんかが、「はっきりわかりやすいブランドものを身につけよう」「高級感をかもしだそう」「俺って成功した感をだそう」としているのとは、「真逆」のスタイルだそうです。
本気の金持ちになればなるほど、「1周まわって」わざと貧乏くさく生きている。
「絶対に見た目で、金持ちだと悟られないように」生きている。
そういう傾向があるようです。
その証券会社の人も若い頃に「なんでですか?」ってお金持ちの人たちに聞いたらしいです。
そしたら、
「お金持ちであることが人にわかっても、何の得もない(損することしかない)」
だからそうです。
なるほどーーー、深い。そしてきっとホントにそうに違いない。
「お金持ち」であることが人にバレたところで
●他人から妬まれるだけ
●金目当てにヘンな人が「たかろう」と近づいてくるだけ
●「押し売り」みたいな各種「営業マン」に目を付けられてうざいだけ
●世間からは妙に「敬遠」され「差別」され「白い目」でみられ
●泥棒など犯罪者にも目を付けられ
(そしておそらく何よりも怖い)
●税務署にも目をつけられる
のだからかと思われます。
たしかに「金持ちバレてもいいことなし」。
あとたぶん、ホントに何でも買えるようなくらいお金があると、別に「お金使いたい」とか思わないんじゃない? 知らんけど。
買えない人は「ベンツ」もほしいかもしれませんが、ベンツ何台でも買えるような身分の人は、なんでそんな壊れやすい外国の車を欲しいのかよくわからない。軽自動車の方が小回りがきいていいじゃん、とか思うのかもしれない。知らんけど。
ホントのお金持ちは、自分がお金持ちであることを、「バレないように」生きている。
嘘はつかないまでも、そんな話題にならないように生きている。
そんなこと「バレ」でもめんどくさいだけだし。
「お金持ちがバレ」てもいいことなんかなーんもないのは、先祖代々小さい頃から身にしみている。
たぶん、「学歴」についても、同様なんじゃないかとにらんでいます。
わたし、何人か「東大卒」とかの高学歴の友達やら知り合いやら仕事先のおつきあいやらあるんですが、彼らは一様に、「東大卒をひけらかさない」。
聞かれりゃ嘘はつきませんが、わざわざ自分から、学歴の話なんかもっていかない、ような慎ましやかな人が多い。めったにそんな話が出ないように、注意深く生きている。
あれもね、「東大」人生を送る上で、「うんざり」したんじゃないかと思われます。
あるYouTubeでも、元東大大学院生が語っていました。
「謙遜疲れ」する、と。
その人は、東工大を卒業して、東大の大学院に行ったらしいんですが、東工大時代は、まわりは「ふーんそうなんだー」というリアクションだったのが(たぶん、東工大の偏差値を知らない人がほとんどだった)、東大の大学院にいったら、まわりから、「ギャーギャー」すっげーうるさいほど、めんどくさいほど、いろいろ言われるんだって。たいてい「すごいですねー」とかの褒め言葉なんだろうけど、その都度、「いえ、わたしはたいしたことないんです」的な話をしなきゃいけなかったのが、「謙遜疲れ」だそうです。
わたしの知り合いの「東大卒」もなんとなく共通する。
必要最低限しか「東大」の話はしない。なんとなく隠しがち。そんなこと言いだして「いいことなんかなんもない」からかと思われます。
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