これまで塾の先生方を少しお見かけしながら、
優秀だなーと感じる先生方には共通項がある。
●語り口に「熱意」がある
※暑苦しさとは別に、柔らかな口調であっても、とにかく「棒読み」な「形式的な」話はない。「教育」が好き、生徒の「成績が上がる」のが好き、そういう「やる気」が明らかに伝わる。
●生徒たちを今後どうしたいという「目標」がある
※偏差値的にどのレベルにしたい~だったり、理解深度をどの程度に~、ノートの取り方や教材の使い方を~にさせたい、等。つまり、教育の「具体的なビジョン」がある。最終ゴール像と目の前の方法論のイメージと。
●今の生徒たちの顔を思い浮かべながら話ができる
※授業内容の伝達の前に、生徒の理解程度ややる気程度の把握がガッチリできている
※これまでの経験から現学年生徒の特徴は何かも把握し、しかも現学年が4年→5年→6年と進むことでの「質的な変化」も敏感に感じ取っている
●話が整理されている
※情報の緩急・メリハリがはっきりしていて、伝えたいポイントがよくわかる。逆に言うと、「ダラダラと」「どの情報も均質に似たようなトーンで」教えられると、どこが重要で何が重要でない背景情報なのかがよくわかんないですよね。まずは大事な点、そこから周辺情報、みたいな明晰な情報濃淡マップがほしい。
●抑えても漏れ伝わる「ユーモア」がある。
※「お笑い」とは「センス」「才能」であり、また「生き様」そのものであるので、隠そうとしても隠しきれないもの。逆に、急にとってつけようとしても一朝一夕には無理。そういう意味で、子供達など「人をひきつける」トークにも才能が必要かと。
いろいろ考えてみると、優秀な教師とは、優秀な政治家に似ていると思いました。
話し方や話す内容に何かしら人を引きつけるものがある。
もちろん技術的にある程度は変わるものでしょうが、それ以前の何か天性のものもあるように感じます。
中学受験ブログは以下を参照ください。