のんびり旧友と恵比寿で飲んでいたら、ふらっと女性が来てお兄さんラインを教えて下さいと言われた。


もちろん知らない人だし、それまで喋ってもいないし、正真正銘の赤の他人である。

その時は友人と楽しい時間を過ごしていたわけなので、てきとうにあしらったのだけど。


で、帰宅してベッドに入り考えたわけですよ。

逆ナンという言葉を使えば安っぽいし俗っぽいし低脳な話のように思える。

けど彼女は友達になりたいのか恋人になりたいのか意図はわからなかったけど、何らかの目的があって僕に声をかけてきた。自らの力で機会を強引に作りエントリーした。


宝くじは買わなければ当たることもないし、曲を作り始めないと武道館に行けることもない。
声をかけなければ何も始まることはない。


夢はないけど現実は、空から美少女が落ちてくることないし、手から糸が出てビルを飛び回ることもないし、祈って天気を変えることも出来ない。現実はフィクションの世界からするとある意味平等な世界かもしれない。

だからこそ逆ナンと同じ如く自分の人生は自分自身でしか変えることは出来ないのかなとも思った。



〈おわり〉





次回のタイトルは「自炊」です。
よろしくお願いします。