たまには政治ネタを投稿してみます。

平成28年(2016年)を振り返り、世界は団結の時代から、分裂の時代に入った感が強い。

ヨーロッパでは国民投票でイギリスのEU離脱を決め先日議会もそれを承認した。
またアメリカはアメリカファーストこと保護主義を主張するトランプが次期大統領に決まった。


ヨーロッパが団結していたのは再び戦争になるのを防ぐことが根本的な目的であったはずだ。 

またアメリカは何年か前までは世界の覇権国だったが、オバマ大統領が「アメリカは世界の警察官ではない」旨を発言しトランプはそれをさらに加速させるごとくアメリカの国益が第1と主張している。覇権国がいなくなるというのは一見平和的とも見る向きがあるがパワーバランスの崩壊による新たな戦国時代の幕開けでもある。アメリカの国力の衰退が与える世界への影響は余りにも大きいのだ。


これらの動きはいよいよ世界は混沌とする予兆、はっきり言えば第三次世界大戦に突入する踊り場とみるべきである。


加えて中国は先日の12月25日、国産空母「遼寧」を太平洋に進出してきた。

中国の国家目標は、2020年代までに中国大陸からアメリカ勢力を駆逐しアジアに君臨し中華大帝国を築くことである。

ある専門家は2021年に台湾を完全にのみこむとも言っている。

その次に狙われるのは当然日本なのだ。西太平洋に進出するために日本は邪魔でしょうがないのだ。




中国が虎視眈々と沖縄を日本から分裂させる動きを見せている。もしそれが叶うなら沖縄県に管轄される尖閣諸島は中国の領土になる。本土への侵略はその時既に眼前にせまる。


このようになる時に憲法第9条で国を守れるか。アメリカを頼っているだけで日本を守れるか。

繰り返すがアメリカは国益第1主義を掲げるトランプ大統領によって統治される。そんな国がいくら日米安全保障条約があろうとも日本を守るとは到底思えない。ちなみに日米安保はどちらかの国が破棄すれば1年後に効力がなくなる。


平成29年の来年は、EU離脱が更に進むかも知れない。またテロの嵐は吹き荒れるだろう。

しかし、この国は何があってもほろびない。この日本に生まれた本当の有り難さを理解するときはもう近いのだ。


2020年代こそ歴史的大変革が起こる年代である。その年代に入る3年前にあたる2017年を大事にしていきたい。