「逃げたいね。」
大野騎手の言葉通り スタート後加速し 先手を奪う。
快調に飛ばし 後続に5馬身も離していく。
4コーナー入り口では後続に並ばれるほど差が詰るものの
大野騎手の手綱を動かず 持ったまま。
そして大野騎手がステッキを抜くと
トランスワープは2段ロケットのように加速し 後続を突き放した。
残り200で勝負あり。
最後は余裕の走りで 2着馬に2馬身差の勝利!
これで トランスワープは 今年に入り、1000万下、1600万下と連勝。
見事7歳馬にしてオープン入り!
4年前、フリーになった時、萩原調教師に声をかけられ 調教からのスタート。
初年度は1鞍の騎乗も 徐々に乗鞍を増やし 昨年は萩原厩舎のNO.3までに。
そして昨夏、この素質馬・トランスワープに騎乗のチャンスを手に入れる。
これで4戦2勝2着2回。
そして 重賞騎乗のチャンスも手に入れた。