西洋妖怪で知られた「ドラキュラ」

「ゲゲゲの鬼太郎」でもバックベアード率いる西洋妖怪の1人で居ました。





ドラキュラ


トランシルバニア地方に関わりある妖怪


そのモデルとなった人物が2人居ました。


1人はハンガリー貴族の出身の女性

エリザベート・バートリー

16~17世期のトランシルバニア地方で貴族として生まれた彼女は15歳の時に貴族の男性と結婚

幸せな生活が待っているかと思ったら


寂しき絶望の日々を送る


夫は戦に出る日々で居城 チェイテ城には居ることが、ほとんどなく


エリザベートは1人、チェイテ城で暮らすことが多くなる


エリザベートにとって寂しさを紛らせたのが鏡に映る自分自身だった


年月が過ぎエリザベートは日に日に歳をとり美しき自分の面影が無くなり衝撃を受ける

戦に出る日々で夫は中々、帰らない

まさか!?

戦の先で別の若き女と!?

エリザベートは若さを失い、若さを失い夫に見向きもされない


別の若き女と関係を持ったかもしれない夫


エリザベートは絶望した


ある日、従女がエリザベートの髪を散髪しょうとした際

従女は誤ってエリザベートの身体に傷を入れてしまう

エリザベートは痛みに悲鳴を出し

同時に大切な身体を傷つけられたことに激怒して

憎悪のあまり従女を殺害


その際に従女の血が自分へ飛び散った

エリザベートは顔に飛び散った従女の血を大量に浴びた

エリザベートは血を拭い慌てて鏡を見た

美しい大切な顔が汚れていないかと

鏡を見たエリザベートは気づいた


「血を浴びた部分が若返っている」


エリザベートは、その時から

若い女の血を浴びれば若さを保てると考え

若い女の血を求めるようになる


エリザベートは家来たちに近隣の若い娘たちを捕らえてくるよう命じる


家来たちは若い娘を大勢捕らえてチェイテ城へ連行してきた

エリザベートは更に数多くの拷問器具も用意

直立した桶の蓋が閉まると大量の針が刺さる「鉄の処女」

創設したのはエリザベートなのではという説があり

エリザベートは家来たちに鉄の処女を始めとした拷問器具を使わせ

若い娘たちを拷問する

若い娘たちは痛み苦しみ叫ぶ

エリザベートは、それを見ながら高らかに笑っていたという


そして拷問し息絶えた若き娘たちから搾り取った血をバスタブに貯め


エリザベートは血塗れのバスタブへ入る




若き娘たちの失踪は国中に噂され

ヨーロッパの大貴族 ハプスブルク家にまで届いていた


ある日、エリザベートに捕われた1人の若き娘がチェイテ城を脱出

国に助けを求め

遂に国は動いた


エリザベート、従者たちは逮捕された

チェイテ城に駆けつけた際に皆が見たのは

血が一滴もない干からびた無残な若き娘の死体の山だった

中には僅かながら意識のあった瀕しの若き娘も居ました。


脱出した若き娘、生きていた若き娘たちの証言の元

裁判が行われた


エリザベートに従った従女、従者たちは皆

生きたまま爪を剥がされた後に火あぶりとなりました


だがエリザベートはハンガリー貴族の出身だった故

処刑は出来なかった。

命は助けるがチェイテ城にて監禁生活となった

エリザベートの部屋は窓に鉄板で塞がれ

扉も鋼鉄に変えられ

暗闇の部屋に1人過ごす状態でした。

唯一開き外を確かめられる方法は鋼鉄扉の監視者が監視したり食事を運ぶための小窓のみだった




エリザベートの部屋の上には絞首台が設置されていた


処刑されても当然という意味の象徴として


エリザベートは血の味を覚えてしまい

血以外は口に合わなくなったのか食事を取らず


ある日、監視者が食事を運んで来た際に鋼鉄扉の小窓から覗くと

エリザベートは亡くなっていました。


エリザベートの行った所業を知った人々は彼女をこう呼びました。

「血まみれの伯爵夫人」またのは「血まみれの貴婦人」

遂には「吸血鬼カーミラ」とも。

エリザベートの領地は死後、子供たちが継ぎました。


今は跡地となってしまっているチェイテ城


一部残された城の塔には捕われ拷問されエリザベートに殺された若き娘たちの爪痕が多数残され


夜には不気味な静寂が包み込み誰も寄り付かないようです。


エリザベート・バートリー


俺がハマるFateにも英霊となって登場

ランサー(槍使い)

こちらはまだ狂気に落ちる前のエリザベート


まだ明るい少女らしく見えます。


アサシン(暗殺者)

こちらは完全に狂気に堕ちてしまった姿


エリザベート・バートリー


吸血鬼ドラキュラのモデルとなってしまった人物の1人です。

Fateにハマると英霊となった人物を調べたくなります。

まさか実在していたとは。

衝撃