歴史上の世界3大美人と呼ばれる絶世の美女の1人

貂蝉


中国の後漢時代において有名な物語「三国志」に出る舞姫


ハマるゲームの一つ「真・三國無双8」にも出て

中国大河ドラマ「三國THREE kingdom's」にも登場



後漢王朝の帝 献帝(けんてい)を手中にし恐怖政治を築いた豪族

董卓(とうたく)


彼の配下には

呂布

最強武将が居た


董卓は呂布という最強武将を配下にした上に帝を手中にし政権全てを支配してしまった。

更には当時都だった洛陽(らくよう)を焼き長安(ちょうあん)へ都を変える暴挙も起こす


董卓の専横を恐れた後漢王朝の司徒 王允(おういん)

その王允を気にかける義理の娘 貂蝉


王允は貂蝉を使い董卓と呂布の仲違いを計画する

貂蝉は養父 王允に育ててもらった恩に報いるため

王允の頼みを引き受ける


貂蝉を使い、呂布と董卓の仲間割れを招く策

「美女連環の計」


まず王允は呂布を邸に招く

そして貂蝉に舞を披露するように命じる

貂蝉は華麗な舞を披露




自分の武、高価な物にしか興味を持たない最強武将の呂布が珍しく興味を持つ


呂布は貂蝉に一目惚れ


王允は呂布に貂蝉を妻に迎えて欲しいと頼む

呂布は大喜び

日を改め、貂蝉との結納をするとして呂布は帰る

そして翌日、王允は次に董卓を招く


同じく貂蝉は董卓に舞を披露

董卓は強欲ゆえ、貂蝉の美しさに興味津々

王允は貂蝉を側女に迎えてくれないかと董卓に頼む


董卓は大喜びで受け入れて即、貂蝉を側室に迎え連れ帰る


貂蝉が董卓の元に行ったと知った呂布は怒り王允の元へ駆け込む

王允は董卓は呂布と貂蝉が結納と知り、まずは自らの元に迎え入れ改めて呂布の元に送ると弁明

呂布は安心し怒りを収め、董卓の部屋を訪ねた

すると貂蝉は董卓と共に夜を過ごしたかのようにおめかしをしていた

貂蝉は呂布が来たのに気づき泣き出す

董卓に無理矢理、連れて行かれたと苦しむ姿を見せる




呂布は貂蝉を心配する


そこに董卓が2人に気づく

董卓は怒り、近くにあった呂布の戟

方天画戟を取り呂布に目掛け投げつけた
右側の男女が呂布と貂蝉

左側の槍を持つのが董卓


呂布は逃れ、董卓は呂布を処刑するよう命じる


だが呂布が居なくなってしまっては朝廷を支配するどころか、これ見逃しに諸侯の将たちが攻め込んできてしまうと配下の言に耳を傾け

呂布の処刑は断念

配下は呂布を失うくらいなら、いっそのこと貂蝉を呂布に与えるよう進言

貂蝉と天下どちらが大切か?

董卓は天下を得るため呂布を貂蝉に渡そうとするが

再び貂蝉は動く

呂布の元に行くくらいなら死を選ぶ

貂蝉の身体を張った覚悟に董卓は呂布に貂蝉を渡すのを断念

董卓は財、美女を集めた豪勢の居城へ貂蝉を移した


貂蝉が自分の元へ来る!!

そう信じていた呂布は再び裏切られた気持ちになる


呂布は貂蝉を奪われた上に辱めを受け次第に董卓への憎しみを抱く


そこに王允が、たった一言囁く


「董卓を殺害する策がある」


翌日、董卓は帝の快気祝いがあると知らせを受け
帝の住む宮廷を僅かな兵のみを連れ訪ねた


すると周りには武装した者ばかり

王允が董卓を迎える


「王允、何故こやつらは武器を持つ?」
董卓は帝の快気祝いに何故、武器を構えるか王允に問う


「逆賊を成敗するためでございます。」
王允は答えた

「それは誰だ?」
董卓が問い返す


王允は憎しみの目で董卓を指差し告げた

「貴様だ!!」


次の瞬間、王宮内に隠れていた大勢の兵たちが現れ董卓を襲う


董卓は兵たちに囲まれる


そんな董卓の前に呂布が立つ


董卓は呂布に助けを求める


「勅命により逆賊、董卓を討つ!!」

呂布は告げ、自らの武器 方天画戟で董卓の心臓を突き刺した

呂布は主君を1人の女のために殺害してしまいました。

貂蝉への愛ゆえに狂気に堕ちた一例です。


董卓の遺体は都の真ん中に晒され腹の上に火のついたロウソクが置かれた

夏だった上に董卓はかなりの肥満体型、汗が大量に地に染みつき

火は数日間燃え続けた逸話があります。


その後、呂布は貂蝉を迎えに行くが


貂蝉は姿を消していた、もしくは自害した

いろんな説があります。


更には役目を終え死ぬ気だった貂蝉を呂布は止め

例え董卓を殺害させるために近づいた埋伏の毒だとしても呂布は貂蝉を本当に愛してしまっていた。


呂布は貂蝉を妻に迎えた。



だが董卓が殺害されたことに怒った董卓の配下の李傕(りかく)、郭汜(かくし)の2人が軍勢を連れ報復に来た

呂布も流石に大軍勢には敵わず

王允は殺害され

呂布は流浪の身となる

そして、ある日

領地を得たが敵軍に囲まれた。


軍師 陳宮は積雪の季節で今なら攻め込めば敵を倒せるという策を提案するが

貂蝉が病に倒れてしまい心配した呂布は陳宮の策を撤回

篭城を決めた


そのため敵からは水攻めにあい孤立し

更には配下の裏切りで敵に捕われてしまう。


呂布は刑場へ引出される際に貂蝉が現れた

呂布は貂蝉に去るよう告げるが

貂蝉は拒む

お供すると告げ、呂布と刑場へ向かう

そして呂布と共に死ぬつもりでしたが

敵側主君から貂蝉は助け、呂布のみ処刑せよと命じられた兵たちに貂蝉は連れて行かれる

貂蝉は必死に抵抗する

呂布は貂蝉に笑みを浮かべ告げた

「貂蝉、来世でまた会おう。」

その瞬間、呂布は処刑された


貂蝉は食事も取らず部屋に篭る


そんなある日、敵側主君から舞を披露するように命じられる


貂蝉は呂布を自分の手で丁重に埋葬させるのを条件に受けた

貂蝉は呂布を丁重に現在で言う葬儀屋のように遺体を綺麗に手入れし埋葬した


そして敵側主君の前で舞を披露することなく

隠し持っていた小刀で自害した。


最初は暴君 董卓を滅ぼすために配下の呂布を使い殺害へ促すための役目で呂布と恋関係を築くがいつの間にか真実の愛になってしまい


死ぬ時も一緒という愛


悲しき、真実の愛の物語となった

貂蝉


だが貂蝉は後に生まれた空想の女性で実在はしていません。

だが三国志好きな俺には本当に居たんじゃないか


そう思えてなりません。


ウェスト・サイド・ストーリーにてダンスをした

きいちゃん

ショールを羽衣みたいに纏い踊る姿

まるで貂蝉のようで魅力的でした!