論文合格179名 | “日日是好日” 弁理士 佐藤卓也の合格ブログ

“日日是好日” 弁理士 佐藤卓也の合格ブログ

講師、実務家、元日本弁理士会委員会委員長・副委員長としての経験を基に試験合格のための情報をお話していきます。

              論文合格179名

 

論文合格者は179名。私が受験指導を初めて、一番少ない合格者数かもしれません。

 

確かに、私が合格した旧試験ではB510枚に3000文字を記載し、短答・選択の免除もない時代でした。また最後の3%という区切りがあった時代だったと思います。合格者も145名程度だった気がします。

 

ただ今と昔は違い、明らかに現在の論文試験は難化しています。それ以上に輪をかけて難しいのは短答試験です。これは、数年前、旧試験時代以上かもしれません。

 

また、合格率が何%ということよりも、数が少ない場合は間違いが基本的にできないということを意味します。

 

いい論文以上に、間違ったことを書かない答案にするためにはどうすればいいのか?

 

先ずはこの点を充分に考えていく必要があります。

 

私は今も昔もそうですが、過去問を充分に利用すること。過去問で学ぶのではなく、過去問からどう学ぶかということを考えてて欲しいと思います。

 

例えば短答問題。これにも全て題意があります。これを一つ一つ把握しているでしょうか。単に解答の正誤に終始していないでしょうか。

 

実はこのような解答出しででは、今の試験は解けないということだと思います。過去問の解答を出す場合も、解答例に記載されている例以外からも解答出しを出来るようにして欲しいと思います。

 

論文もそうです。長く記載したバージョン、短くしたバージョン。このどちらでも記載できる解答力を身に着けていきましょう。

 

これが過去問を学ぶということと、過去問から学ぶということの違いになります。この学習ができた瞬間、合格への道がまっしぐらに伸びていくと思います。論文が残念だった方。是非、この点を再度確認して日々の勉強を続けて頂きたいと思います。

 

弁理士 佐藤卓也