新しい朝ドラが9月末からはじまった
小泉八雲とその奥様がモデルのお話し
侍の世の中が終わった直後
主人公のおトキちゃんのおじいちゃんは
侍をやめられないでいる
お父さんはおじいちゃんに強く影響されながらも
娘のことを考えて変化したほうがいいのかなと
右往左往している
おじいちゃんは
世の中がどんどん新しい時代に移行し
多くの人が適用しようとしているなか
ちょんまげも落とさず
お金もないのに商売は拒否
剣術の稽古も続けていて
生き方を変えない
これを観ていたら
ぼくたちの親世代も
このおじいちゃんと同じような
感覚なのかもしれないと思った
やればやるほど成果を得られていたのに
いつの間にかバブルがはじけ
今まで通りにはいかなくなった
それでも自分は大丈夫と
気合と根性
もしくはノリと勢いで60~70代まで
がんばってみたけど
気がつけばIT革命に突入
ちょんまげこそないものの
今までの価値観は一変し
侍という立場を失った昔のように
どうしていけばいいのか
見当もつかないのかもしれない
そう考えると
親にどれだけ分かってほしくても
どれだけ説明しても
ぼくの気持ちがわからないのも
無理はないのかもと思える
だけど
お前らのことなんか分かるわけねぇなんていう
うちの父のようなスタンスはただの開き直りで
やっぱり傷つく
理解は出来なくても
理解したいと思ってもらえたなら
わかんないけど何か違うんだろうなと
思ってもらえたなら
どれだけ救われるかと
ドラマを観ながらも改めて思う
ぼくたちはきっと
おトキちゃんのお父さんと同じような世代で
気合と根性、ノリと勢いのちょんまげ頭の精神を
上の世代から求められながらも
下の世代のざんぎり頭のほうが
時代とフィットしていくだろうと
ひしひしと感じていた
まさに右往左往している気がする
きつい世代なのは間違いないと思う
とりあえずドラマのほうは
ユーモラスな場面も多く
今のところ楽しんでいる