出口のない海

先日、（社）土浦青年会議所４月例会にて

阿見町にある予科練記念館にお邪魔してきました。

そこで見て衝撃を受けたのものが、人間魚雷『回天』。

原寸大の模型の展示があり、かなりショックを

受けました・・・。

本書は大学野球で活躍した並木選手と同大学の陸上選手、

北選手の【生と死】をテーマに特攻という非人道的な作戦へ

従わざるを得なかった当時の若者（２０代前半）の非情な

思いをずっと追いかけています。

著者である、横山秀夫氏は多くの警察小説を書いて

いますが、そのなかでもこの作品は戦争というテーマで

書かれたものです。

予科練記念館を見て、当時の予科練習生の生の講演会

を聞いたあとだったので、本当に考えさせられる一冊と

なりました。