- 殉死 (文春文庫)/司馬 遼太郎
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2回目の読了です。
坂の上の雲にも後半描かれる乃木希典将軍を
司馬遼太郎史観で書いた一冊です。
有名な二〇三高地の激闘を冷ややかというか
冷静な視点から描写し、なぜ乃木将軍が昭和前期に
至る過程で神聖化されていったのか?を分析して書いています。
後半は、夫人ともに明治天皇の葬儀に際し、
殉死するくだりを日露戦争後の生活のなかから
ひも解いています。
乃木将軍は、殉死することで神格化されました。
その考え方は、生き方はいろいろと考えさせられるものが
あります。
最後のサムライだったのかもしれません。