さて、

アメリカに行くことを決めてから真っ先にやったことは、

 

当時住んでいたアパートを解約することだった。

 

住むところがなくなればもう行くしかないだろうという意味もあったが

 

それ以上に、

 

当時の僕は貯金なんてしたことがなく、

 

その日暮らしの生活をしてきたので、

 

単純に家賃を払うことがなくなればその分のお金は浮いて

 

貯金することができるだろうという

 

切ないほどに安易な考えで思い立ったその月の内にとっとと解約してしまった。

 

 

当時、

スニカーとスピーカーを集めるのが趣味で(別に韻踏んでるわけじゃないが、)

 

部屋には無駄にスピーカーがあり、

 

玄関にはナイキやらティンバーランドやらがたくさんあった。

 

それらも全部売ったり、後輩や友達にあげたりして

 

あっという間に部屋の中はすっからかんになってくれた。

 

 

が、

アメリカ行きの日取りも何も決まってないのに

 

家だけがなくなってしまった、、、。

 

計画性0の行き当たりばったり。

 

そこからは半年ぐらいかなぁ〜、

 

しばらくホームレス生活をしていたw

 

その時にお世話になったのが、

 

ドラマ「ヤンキー母校に帰る」でとにかく仲が良く

 

俳優業を引退されて今でも慕っている

 

三上大和

 

付き合い始めた当時から、

 

お互い一ミリも気を使わない付き合いをしてる。

 

ので、

この人の家に突然押しかけるように荷物を抱えて転がり込んだw

 

あとは当時の彼女の実家に泊めてもらったり、

 

未だに仲のいい脇知弘なんか「飯を食わせてはくれないか?」

 

と、半ば強引に連れ出したりして

 

なんとかこうにかしのいでいたw

 

 

家がないとお金がかからないと思ったのだが、

 

いやいやいや、

 

実際は全くその逆で、

 

どこに行くにも拠点がないから動きに無駄が多くなる分

 

交通費はかさむし、

 

100%外食

 

さらに食欲は常に旺盛だったので

 

当然食費もかさむ。

 

そんでもって

 

どこにも寝床がないときは、

 

どこか寝るところを確保しなければいけないので

 

当然そこにもお金はかかる。

 

公園で寝たりもしていたが、

 

毎日そうするわけには当然行かない。w

 

 

 

下手すると部屋を借りていた時の方が安上がりだったんではないか、、、?

 

と思うほど、

 

貯金するためにホームレスになったのに出費は全く変わらなかった。

 

なんならもっと、、w

 

 

 

「ホームレスは安上がり」なのではなく、

 

社会生活から離脱しない限りホームレスは高くつく。

 

という、、、。

 

 

我ながらハードボイルドな教訓を得た半年間でした、、、w

 

 

 

 

渡貫 太公

 

 

 

渡米直前25歳

なんだか色々とんがってるなぁ〜