僕の父は、
85歳まで、農業をやっていた。
具体的には、
自分たちが食べる量より、
少し多めの米作り。
そして、
和牛の繁殖だ。
父は、
5年前に満86歳で他界したが、
いまさらながら、
活気あふれる父であったと思う。
その父の生きる原動力は、
何だったのか?
最近、そんなことを考えている。
年齢を重ねることで、
体力が衰え、
やる気がなくなったり、
心身ともに影響が出てくる。
それにも、めげずに、
父が最後の最後まで、
ある意味、きつい仕事、農業を、
続けられたのは、なぜなのか。
父は、
人一倍、負けん気の強い人だった。
なにくそと、自分を奮い立たせていた、
記憶がある。
では、
その負けん気は、どこから来るのか?
歩んできた道の、どこかで、
負けん気をはぐくむ経験をしたのか。
悔しい思いをしたのか。
いずれにしても、
ある意味、前向きな父であったことは、間違いない。
僕も、
時々は、父の言動を思い出しながら、
自分の道を歩んでいこう、と思う。
では、