インドネシアでは、年に1回、1カ月の断食月(Ramadhan:ラマダン)が終わると断食明け大祭(Lebaran:レバラン)を迎えます。

レバランのごちそう(Makan Ketupat Lebaran) | インドネシアは面白い! (ameblo.jp)

 

2021年のレバランは、5月13日(木)~5月14日(金)でした。レバランの挨拶として、インドネシア人の友人から次の言葉を頂きました。

Selamat Hari Raya Idul Fitri 1442 H.

Mohon Maaf Lahir dan Batin.

Semoga Sehat Selalu dan Sukses.

 

概訳すると、次のような感じでしょうか。

断食明け大祭(レバラン)、おめでとうございます。

過去1年間に犯した心身の罪をお許しください。

いつもお元気で成功されることを祈念します。

 

ちなみに、アラビア語では、断食明け大祭のことを

Idul Fitri と言い、インドネシア語ではレバラン(Lebaran)と言います。

1442 Hは、ヒジュラ暦を意味しています。Hは、Hijriah を表し、今年は、ヒジュラ暦の1442年ということになります。

 

日本には、正月の年賀状がありますが、レバランの挨拶は、それに相当するものですね。

 

日本の年賀状では、

「昨年は、大変お世話になりました。

本年も宜しくお願い致します。」

というように書くことが多いと思いますが、

インドネシアでは、

「過去1年間に犯した心身の罪をお許しください。」

と書くのが、少し違う点でしょうか。

 

多少の違いはあれ、民族、宗教、言語、文化などが異なっても、土台は同じなのかも知れませんね。