インドネシアではイスラム教徒(Muslim)がほとんどであると書きました。

インドネシアの宗教(Agama) | インドネシアは面白い! (ameblo.jp)

 

イスラム教徒は、年に1回、1カ月間の断食月(ラマダン:Ramadhan)があります。今年(2021年)は、4月13日~5月12日まででした。

 

断食期間中は、以下の行為が禁止されています。

①飲食

②喫煙

③性行為

④投薬

⑤故意にものを吐くこと

 

断食中は、1日に5回あるお祈りの第1回目の10分前(Imsak:04:30頃)までに朝御飯を食べ終わります。

そして、夕方18:00くらいまで断食が続きます。

この間、原則、飲食はできません。

断食は、1日、14時間弱ですね。

 

本来なら、家族や職場でみんなで揃って、断食期間中、毎日、断食明け(Buka puasa)の晩御飯を食べる習慣があるのですが、去年と今年は、新型コロナ(Covid-19)の影響でできなくなっていました。

 

ちなみに、1日に5回のお祈りは次のとおりです。時間は、日によって少しづつ異なります。

①1回目 Subuh:04:40頃

②2回目 Dzuhur:12:00頃

③3回目 Ashar:15:00頃

④4回目 Maghrib:18:00頃

⑤5回目 Isya:19:00頃

 

そして、1カ月の断食が終わるとレバラン(断食明け大祭:Lebaran)があり、通常なら、1週間から10日間のお休みになり、インドネシア人の皆さんは自分の故郷(Kampung)に帰省する習慣があります。

 

ですが、去年、今年は新型コロナ(Covid-19)の影響で、休みは半分くらいになり、また、政府が帰省しないように規制しました。

ただ、今年は、政府の規制に反して、帰省を強行した人が数百万人いたとの報道がありました。

 

皆、疲れてきたんですね。

ワクチンの普及などによって早く、元の生活に戻りたいものですね。